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新庄カウントダウン

10戦ぶりの1発で初G倒を演出

h-sh-060524-1.jpg3回表日本ハム1死、新庄は左越えに本塁打を放つ(撮影・山口貢)

<日本ハム5-3巨人>◇5月23日◇東京ドーム

 新庄のバットが、“四半世紀”の呪縛(じゅばく)を解いた。日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、10試合ぶりの1発を含む4打数2安打1打点のマルチ安打で、5-3の勝利に貢献した。巨人戦は昨年の交流戦で2分け4敗と1勝もできず、2勝4敗で敗れた81年日本シリーズから7連敗が続いていた。待望の白星を、今季最初の試合で挙げ、単独2位につけた。

 G党が静まり返る、久しぶりの空気感が心地よかった。新庄がやり残した大仕事の1つを、ようやく遂げた。巨人から2年越しの交流戦初白星。しかも81年日本シリーズから続いていた26年越しの7連敗を止める祝砲になった。球場に隣接するホテルへの帰り際。擦れ違うガードマンには右手を額に当てて敬礼ポーズだ。報道陣には「ついてきても何も(コメントは)ないよ」とご機嫌だった。

 3回。巨人西村の初球、変化球だった。狙い澄ましたかのように強振すると左翼席まで一気に到達した。10日中日戦以来、10戦ぶりの1発は小笠原に並ぶチームトップタイの7号ソロ。巨人の追撃ムードを断ち切った。「ソロだったが、相手にプレッシャーをかけることができた」。ヒルマン監督が試合を決めた、と評価した会心弾だった。

 思い出の東京ドームにまた1つ、足跡を刻んだ。新庄自身は00年9月13日以来で、5連敗していた巨人戦勝利をつかんだ。15年前の阪神2年目。91年9月10日巨人戦、代打でプロデビューしたのが、この球場だった。伝統の一戦で、香田から初安打と初打点をマーク。一気に球界屈指の人気選手へとステップアップしていった「原点」だった。

 4月18日オリックス戦の試合後、あの電撃的な「引退表明」を行ったのも東京ドームのお立ち台だった。この3連戦には新調したスパイクで登場。花文字で誰からも読めないように「SHINJO」と刺しゅうした特注品も含め3戦、日替わりで使用して出場を予定している。さすがに「襟付きアンダーシャツ」は無理だが特別な思いも込め、精いっぱいの“おしゃれ”は計画している。

 現役ラストとなる東京ドーム・巨人戦の第1ラウンド。阪神時代からの宿敵相手に通算35本目のアーチを含む3戦ぶりマルチ(複数)安打と絶好のスタートを切った。この日は地上波での全国放送。渡辺チーフスコアラーが「新庄選手は、やっぱり集中力でしょう」という“見せ場”で勇姿を披露した。巨人ファンが大勢を占めた北海道を変え、ユニホームを脱ぐ今季。隣接するホテルへ帰ろうと1度は通路を間違え、慌てて逆戻りはした。だが歩んできた道のりは正しかったと、永遠のライバル巨人の前で証明した。【高山通史】

2006年05月24日付 紙面から

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