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新庄カウントダウン

貴重な1発もチームは首位逃す

h-sh-060511-1.jpg新庄はスタンドの声援に笑顔で「まる」ポーズ(撮影・黒川智章)

<中日4-3日本ハム>◇5月10日◇札幌ドーム

 新庄の貴重な1発も、7年ぶりの首位が逃げた。日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、7回に中日マルティネスから6号ソロを放った。3-2とする勝ち越しの1発だったが、9回土壇場で同点に追いつかれ、延長11回の末、敗れた。勝てば、5月以降では99年5月8日以来、今世紀初の首位に立つはずだった一戦。今季本塁打を放てば負けない「新庄神話」も、もう1歩及ばなかった。

 2夜連続の死闘を終えて約30分後。ロッカールームから私服姿で出てきた新庄が苦笑いし、首を左右に小さく3度振った。勝てば5月以降ではチーム7年ぶり、自身はメジャー時代の3年間を除けば阪神ラストイヤーの00年4月27日以来という単独首位の座…。記録ずくめの「記念日」を1発で飾るはずだった大きな白星は、最後に逃げていった。

 賛否両論あった、あの「襟付き-」の議論だけではなく、やっとバットも火を噴いた。同点の7回、先頭打者だった。マルティネスの真ん中低め変化球を左翼ポール際へたたき込んだ。勝ち越しソロは4月23日ロッテ戦以来、出場11試合、46打席ぶりの1発。ヒルマン監督も「あそこでリードして勝てると思ったんだが…」と確信したが“幻の決勝弾”になってしまった。

 これで稲葉と並ぶチームトップタイ6号。日本通算200号の節目まで、あと5本とカウントダウンに突入した。今季、本塁打を放った試合はここまで4戦戦負けなしだった。この日は一見、ユニホームの下は裸と見間違うような2日連続の悩殺ルックで登場。ちなみに同バージョンでも2戦全勝だった。新庄らしい「不敗神話」はこの日で2つとも途切れてはしまったが、3戦連続の打点。勝負強さの復調気配は漂わせた。

 こだわり続けるラストシーズン。特に交流戦に思い入れはある。球団は6月6日札幌ドームの古巣阪神戦を、開幕戦に続いて満員化を目指す「43000人プロジェクト」の第2弾に設定。新庄の意向が反映されている。すでに新庄は「検討しています」とパフォーマンス予告済み。今月6日に前売り発売されたチケットの売れ行きは、すでに2万枚に届く勢いだ。

 そんな思い入れいっぱいの現役最後の交流戦2戦目で飛び出した1発。やっと「襟元」から本来のプレーへ、ファンの目を引き付けるきっかけをつかんだ。疲労感いっぱいでヒーローにはなれなかった。だがこの日でようやく残り100試合を切った、長い「引退興行」のこれ以上ない景気づけになった。【高山通史】

2006年05月11日付 紙面から

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