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新庄カウントダウン

新神話誕生!ヒット打ったら11戦無敗

h-sh-060426-1.jpg試合前にメーカーが持ってきたバットを品定めした新庄(撮影・黒川智章)

<日本ハム2-1西武>◇4月25日◇インボイス西武

 新庄が打てば、負けない-。日本ハム新庄剛志外野手(34=SHINJO)が、6回に左前、8回に中前と2安打を放った。得点にこそ絡まなかったが、これで今季安打を放った11試合で、チームは11勝と負けなし。意外な不敗神話が出来上がってきた。初回には、一番弟子の森本稀哲外野手(25)が西武グラマンから先制弾を放ちアシスト。チームは貯金を3とし、順位は3位のままながら、首位西武に1・5ゲーム差と迫った。

 終演に少しずつ近づいていく「新庄劇場」は、静かに燃えていた。新庄のバットにひそかに、有終の美を飾るシナリオが隠されていた。今季初の2戦連続、5度目のマルチ(複数)安打を達成。試合を決める一打はなくとも、奪った流れは渡さない“魔法”があることを証明した。これで今季、安打を放った試合は11戦全勝。不思議なパワーが、首位西武に1・5ゲーム差に詰め寄る原動力だった。

 パワーをもらった。初回。森本が自身プロ初の先頭打者本塁打を放つ。ここ2年連続でハワイ自主トレに坪井とともに誘い、後継者へと育ててきた一番弟子。コンドミニアムで共同生活し、新庄自らフライパンを握り朝食のスクランブルエッグを作ってあげた。04年のかぶり物ゴレンジャーの際には、主役級の“アカレンジャー”に抜てき。明るいキャラクターがウリで「新庄劇団」の若手1番手としても期待してきた。

 公私にわたり手塩にかけた「新庄チルドレン」が応えれば、発奮しないわけがない。2回の第1打席は空振り三振、3回1死一、二塁のチャンスでは三ゴロ併殺と精彩を欠いた。だが第3、4打席は左前、中前へに単打。接戦勝利の試合の大勢を変えることはできなかったが、引退を表明した18日以降22打数8安打と上り調子。ヒルマン監督も「状態は上がってきた」とキーマン復活に目を細めた。

 試合前に「秘密兵器」を導入した。23日ロッテ戦後に硬度の高いロックメープル(カエデ)製のバットを業者に発注。12本をテストし、ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲスのモデルなど4本を試合用として新調した。メーカー担当者には「日によって使い分けます。どれもホームランを打てそう」と手応えも見せた。現在は打撃好調とはいえラストシーズンへ向け入念な準備を完了した。

 不思議な不敗神話を築き上げ連勝。先はまだまだ見えないがこの先、どんなドラマが待っているのか。最終回へと続く「新庄劇場」は毎回、何かが起きる。【高山通史】
                                                                       

2006年04月26日付 紙面から

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