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新庄カウントダウン

日本ハム入団発表、2000人ファン殺到で急きょ一般公開

h-sh-031204-1.jpg「SHINJO」と書かれた背番号1のユニホームを披露する新庄(撮影・柴田隆二)

 新庄剛志外野手(31=元メッツ)が3日、前代未聞の「公開入団発表」を行い、正式に日本ハム入りした。この日、札幌ドーム敷地内の球団事務所で正式契約。球場内で行った入団発表は非公開にもかかわらず2000人のファンが殺到、急きょ一般公開された。キャラクター通りの「爆笑会見」となった一方、野球、子どもたち、新天地への熱い思いも随所に披露。4年ぶりの日本球界復帰にかける、決意が表れた。

 新庄の個性が発揮された「公開入団発表」で、全員のハートをつかんだ。その姿、ウイットに富んだトーク。会場に詰めかけた老若男女約2000人のファン、213人の報道陣らを「新庄ワールド」に引き込んだ。約30分間、与えたインパクトは十分だった。

 この日、球団事務所で契約金4000万円、年俸8000万円プラス出来高5000万円(金額は推定)の2年契約を正式に交わした。その後、予定されていた札幌ドームでの会見には、非公開にもかかわらず人の波ができた。常時、無料入場可能な3階通路がいっぱいになった。球場側は、安全面などを考慮し、三塁側スタンドの一部を開放する緊急措置を取った。

 本人の登場。拍手、歓声、悲鳴。場内のボルテージは沸点に達した。

 新庄「今日、雪が降ると聞いていたので。雪が降らなくて本当に残念です」。
 私服姿での会見。雪をイメージした? 白い革のジャケットを羽織り、その中には胸元を大きく開けて白いシャツを着用。ブルージーンズにブーツ。会見が異例なだけでなく「外見」も日本のプロ野球選手離れしていた。球団のイメージを一新してしまいそうな、強烈なスター性を示した。

 洋服の合計金額を問われると「100万ペソ」(日本円に直すと主要国通貨のフィリピンで約213万円、メキシコで約1068万円)と、はぐらかした。ブランドを聞かれても「下がアシックスで上がデサント」と、野球用具メーカーの名を挙げた。一見すると爆笑会見だが、その中にすでに気持ちは「日本ハム新庄」として動きだしていることが表れた。

 本音が、言葉のはしばしににじみ出た。「このスタンドをいっぱいにしたいというのが1番の夢です」。「野球一筋で頑張っていきたいと思います」。独り歩きするキャラクターを自制するように、口を突いて出る言葉は「野球選手」としてのものだった。

 子どもたちへの思いも、同じ。初めてプロ球団が誕生する北海道の少年少女に向けて、一流の守備を見せるつもりだ。「バックスクリーン横(の席)から投手が投げる前のポジショニングや1歩目のスタートを見てほしい」。球団側はこの席を早くも「新庄チャイルドシート」として開放するプランの検討に入った。

 新庄「これからはメジャーでもない。セ・リーグでもない。パ・リーグです!」

 絶叫するように言った、この言葉がすべてを物語った。新庄なら新しい風を巻き起こすことも、決して不可能ではない。【高山通史】

2003年12月04日付 紙面から

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