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新庄カウントダウン

日本復帰後初のグランドスラム

h-sh-040819-1.jpg4回裏に満塁本塁打を放った新庄は、声援におどけたポーズをとる

<日本ハム14-4ダイエー>◇18日◇札幌ドーム

 待ってました! 日本ハム新庄剛志外野手(32=SHINJO)が、日本復帰後初のグランドスラムを放った。2-2の4回無死満塁で、値千金の15号満塁本塁打を左翼席へたたき込んだ。日本では97年9月27日ヤクルト戦以来2517日ぶりの満塁弾で、通算5本目。7回にもダメ押しの適時二塁打を放ち、今季1試合最多5打点の活躍で大勝を呼び込んだ。勝率5割へ借金は再び1に。プレーオフ出場権獲得に、なくてはならない男がノリにノッてきた。

 野球はアテネだけじゃない-。新庄が存在感を強烈にアピールした。2点差を追いついた4回無死満塁。全神経を集中させるように、バットを見つめながら打席に向かう。カウント1-1からの3球目。ダイエー吉武の内角高め137キロ直球を豪快に振り抜いた。打球は失速することなく左翼スタンドに突き刺さった。

 試合を決める1発で、今季2度目のお立ち台。もちろんファンを楽しませるのは、バットだけではなかった。「ああいう場面でしか打てない自分が…、大好きです!」。そして最後は大絶叫で締めた。「2試合目はこれからです。ススキノで暴れてきます」。祝宴になるであろう深夜の“ダブルヘッダー”までも大胆に予告した。

 日本復帰後初のグランドスラムは、日米合わせて通算7本目。名付けて打法は「ボクちん、ヒーローになっちゃう打法」だった。2回の2死満塁は、本塁打性のファウルを放ちながら遊ゴロで凡退した。「ヒーローになる、ヒーローになると思っていた。(2回は)打っても(スポーツ紙の)1面は五輪だなと思って…。打ち直して打てて良かったです」。おどけた顔に充実感があふれた。

 守備だけでなく、打撃にもこだわりを持つ。今シーズン始め、メーカーに10本入りのバットケースを特注。阪神入団時に購入したグラブを今も愛用しているように、用具には細心の注意を払う。ケースは中でバットがぶつかって傷つかないように1本ずつ仕切られている。今季は満塁で14打数5安打の14打点。「打順を変えてもらいます。何番? 4番です」。小さなこだわりが勝負どころで生きる。

 今季1試合自己最多の5打点を荒稼ぎし、文句なしのヒーローになった。ヒルマン監督は「4番? 彼ならできるだろうが、今は考えていない」と苦笑した。ここ3試合で12打点と、し烈さを増すプレーオフ圏争いの中で輝きを増してきた。沈みがちなパ・リーグも、日本ハムも、救えるのは新庄しかいないのだ。【高山通史】

2004年08月19日付 紙面から

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