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新庄カウントダウン

やっぱり輝いてた金色バットでファンを魅了

h-sh-050724-1.jpgド派手な黄金バットを持って登場した新庄は予告ホームランのポーズ

<全セ5-3全パ>◇23日◇甲子園

 やっぱりやりました! 日本ハム新庄剛志外野手(33=SHINJO)が、またもおきて破りのパフォーマンスを演じた。8回、公式戦では禁じられている「金色バット」を手に代打で登場。セを代表する速球派のヤクルト五十嵐に本塁打予告し、甲子園を沸かせた。結果は二ゴロに終わり、2年連続のMVP獲得とはいかなかったが、ファンの記憶にしっかりと焼き付けた。

 光ってはいけないはずのものが、光っている。しかも黄金色に…。新庄が全力疾走で三塁ベンチを飛び出す。8回1死一塁。代打をコールされた。ネクストバッターズサークルの「影武者」の西口を尻目に、打席へ入る。手にはツヤツヤというより、金ピカの異様な棒。公式戦で禁じられている「黄金バット」を手にニヤニヤと笑いが止まらない。審判がとめる間もない、早業の“計画的犯行”だ。

 黄金バットをバックスクリーンへ突き出す。予告ホームラン。続けてなぜか、元後輩の三塁今岡に三ゴロ? 予告だ。

 新庄「せっかく甲子園だし打席に立ちたかった。オレを育ててくれた。気持ちを高ぶらせてくれる場所だよね」。

 五十嵐もグラブを突き出し直球勝負を宣言。「黄金バットVS剛速球」という夢の対決が実現だ。全7球の直球勝負。初球ボールの後、2球連続で「シナリオ通り」の、しりもちをつくほどの空振りで笑いを誘う。球宴前に死球で負傷した右手は腫れが残っていた。「グキッといかない程度のフルスイング」。4球目から3球連続ファウルの7球目、153キロ直球で二ゴロに終わった。

 併殺を免れ一塁に。「最後は力尽きた」と言うが、すぐさま二盗を仕掛けた。二塁塁上で井端が落球し、セーフか。しかし判定はアウトと、ちょっぴりアンラッキー。でも禁断パフォーマンスが「セーフ」だった分、痛み分け? か。

 せめてもの「プレゼント」だった。契約メーカー・アシックスが、アオダモ素材のバットを金に塗装。当初、この日の始球式で使用予定だった。故障さえなければ、打順1番での起用を予想。名物パフォーマンス「始球式打ち」を古巣ファンへ、初披露するつもりだった。しかし先発を外れ、それもかなわず。「盛り上がってくれたことが一番うれしいよね」。実は満身創痍(そうい)の体、痛んだ心で考えた苦肉のアイデアだった。

 新庄「伊東監督も(黄金バットで)行きたいんだろって、みんなで協力してくれた。ネクストに西口がいってくれた」。

 全パのチームメートへ、感謝した。

 2戦連続の「ダイヤ入りスパイク」の甲の部分も金色に染めた。銀色だった前夜の西武ドーム用と、こっそり変えた。一塁側スタンドではイタリアで料理修行を終えた志保夫人(33)が、そっと見守っていた。そんな中「世界一の球場」という特別な場所で“1番”を意味する、色をテーマカラーにした。2年連続のMVPは逃しても、新庄は今年も間違いなく「金メダル」だった。【高山通史】

2005年07月24日付 紙面から

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