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新庄カウントダウン

日米通算200号となる初回先制3ランも実らず

h-sh-050606-1.jpg1回表に先制3点本塁打を放った日本ハム新庄は守備につく際、日本ハム応援席に向かって両手を丸くしポーズをとる(撮影・清水貴仁)

 記憶に残る男が記録を打ち立てた-。日本ハム新庄剛志外野手(33=SHINJO)が初回、中日山本昌投手(39)から11号3ランを放ち、日米通算200号本塁打を達成した。「こんなオレが200号!? うっそ~ん打法!!」と命名したメモリアルアーチで先制したものの、チームは6点差を守りきれず、まさかの逆転負け。今季ワーストの6連敗を喫した。

 5連敗中の悪い流れを新庄は変えたかった。いきなり、そのチャンスが回ってきた。初回2死一、三塁。バットを高々と天に突き上げる独特のポーズを取ったすぐ後だ。中日山本昌が投じた初球。108キロの外角カーブをたたいた。打球は、バックスクリーン横へ消えていった。

 「こんなオレが200号!? うっそ~ん打法!!」と名付けた本塁打でチームは勢いに乗った。3回にはセギノールの3ランで6点差。メモリアル弾での勝利がすぐ目の前に見えていたはずだった。だが、5回に7点を奪われまさかの逆転負け。天国から地獄の気分を味わった。

 本塁打へのこだわりよりも、チーム勝利を優先する。昨年9月20日、札幌ドームでのダイエー戦。3点をリードされた9回裏2死から逆転サヨナラ満塁弾を左中間にたたき込んだ。だが、一塁走者の田中幸に抱きつかれ、走者追い越しで単打になった。謝罪する田中幸に「(本塁打は)いいんです。勝ったんだから」と笑顔で返している。この日は、会見も開かず無言で球場をあとにした。

 ただし、記録の価値に変わりはない。記憶に残る男が1つの記録を残した。派手なファッションに言動、パフォーマンスで注目を浴びてきた。その陰にひたむきで地味なもう1人の新庄がいる。グラブは18歳の時、最初の給料で買ったもの。壊れたスポーツ用品メーカーのバッグは修理して大切に使っている。自分の分身ともいえる道具に対する愛情。「野球人・新庄」の真の姿が見え隠れする。

 シーズンが始まり「右腹直筋軽度挫傷」で苦しんだ。ドクターストップがかかる中で、強行出場してきた。ファンのため-。「骨が折れているか、筋肉が切れていない限り野球はやれる」。その持論を貫いた。ヒルマン監督は「200号、本当に良かった。捕られた打球も良かったし、今アプローチがいい」と復活を感じている。

 昨オフ、関係者から「記憶もいいが、もうそろそろ記録も意識したらどうか」と諭された。普段なら笑顔でこたえるところ、新庄は考え込み、ひと言「ハイ」と答えたという。今季で2年契約が切れる。あと何年、納得がいく現役生活を続けられるのか…。微妙な心境の変化が表れている。一つずつの積み重ねが記録を生み出した。チームは苦しみ、そして新庄の苦悩も続く。ただし、チームをこのままでは終わらせない。【上野耕太郎】

2005年06月06日付 紙面から

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