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新庄カウントダウン

05年初かぶりもの、マッド・ジョージの特殊メーク

h-sh-050601-1.jpg新庄の顔をかたどった特殊メークのマスクをかぶりシートノックを受ける新庄(撮影・黒川智章)

<日本ハム4-4巨人>◇31日◇札幌ドーム

 SHINJO、衝撃ならぬ、「笑」撃の登場も、最後は笑えず。日本ハム新庄剛志外野手(33)が、「5面相」ともいえる、とっておきの特殊メークで、巨人とファンの度肝を抜いた。試合でも第1打席に中前適時打、第2打席では左中間への二塁打を放ち、延長12回、5時間近くに及ぶ死闘を盛り上げた。引き分けでパ・リーグ4位に浮上はしたが、交流戦での巨人からの初勝利はならなかった。

 巨人からの1勝が遠い。新庄マジックも、通じなかった。マスクをはぎ取ってから約5時間30分後。思い描いていたであろう、会心のスマイルは遠かった。顔に疲労の色がにじんでいた。最後までヘルメットをかぶり、ベンチに座ってた。両腕にはバットを握り、その時を待っていた。しかし最終の延長12回、出番は回ってこない。4時間57分の死闘を終えた。両肩から赤いタオルを下げ、ロッカールームへと消えた。

 存在価値を証明する1日にしたかった。この日、球場はオレンジでなく、チームカラーの真っ白に染まった。昨季から新生球団をけん引した。巨人ファンが大半を占めていた北海道。魔法使いのように、すべてを変えたのは新庄だった。ファンへの感謝の思い-。初回には中前適時打を放った。1点追う4回には左中間二塁打で出塁し、同点のホームも踏んだ。その前にプレーより、さらに粋なプレゼントを用意していた。

 試合前のシートノック。球界の盟主を「分身の術」で、かく乱した。肌色の大きな頭部。体のバランスが明らかにおかしい異様な物体が、中堅へ駆けていった。観客も戸惑い、すぐに何かは分からない。背番号「1」。腕には特大の赤いリストバンド。どよめく声が少しずつ、大きな拍手と歓声に変わっていった。

 かぶり物を装着し、ノックを3球受けた。「みんなに喜んでもらうために頑張りました」という新バージョン。昨オフから計画。大観衆が押し寄せるであろう、この巨人戦のためにプランを温めていた。今回のマスクは、自分の顔が「5面相」のようになっているもの。4つの顔の口に少しずつ小さくなっている新庄の顔がのみ込まれている。5つ目が約20センチ四方ほどの小さな顔というデザインだ。

 米ハリウッドでも活躍した特殊メークの第一人者、スクリーミング・マッド・ジョージ氏(48)に依頼。多額の私費を投じ「3、4カ月」かけて完成させた。試合前には、異例の会見を開いた。かぶり物は装着したままだった。呼吸困難で肩を揺らしながら、息も絶え絶えに「これは5人のツヨシです。5人の兄弟です」。ファンの拍手と歓声は「聞こえませんでした」と、必死に魅了した。

 交流戦が開幕した5月6日阪神戦。映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーの着ぐるみを着て、始球式で投手を務めた。同映画の新作の宣伝の一環。本人の意思で企画立案した“かぶり物”は今季初だった。昨季は3度披露し、いずれも白星。今回も「活躍? 間違いないです。今日は巨人を食う!」と大胆にも宣言していた。しかし3回には反撃ムードを呼び込む、痛恨のタイムリーエラーも犯した。負けはしなかったが、勝てなかった。ただ北海道で生きた証しだけは、残した。残っている宿題は、新庄が誰よりも分かっている。【高山通史】

2005年06月01日付 紙面から

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