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新庄カウントダウン

05年シーズン第1号本塁打を満塁弾で決める

h-sh-050402-1.jpg6回裏日本ハム1死満塁、新庄は左越えに満塁本塁打を放ちガッツポーズ(撮影・黒川智章)

<オリックス7-5日本ハム>◇1日◇札幌ドーム

 ヒーローになり損ねた-。日本ハム新庄剛志外野手(33=SHINJO)が、今季1号本塁打をド派手な満塁弾で決めた。6点を追う6回1死満塁。オリックスのルーキー光原から左翼席へ豪快に放り込んだ。日本通算6本目、日米通算8本目のグランドスラム。開幕6試合目で待望の1発となったが、序盤の大量点が響き活躍は報われなかった。今季は2度の満塁機で凡退していたが、敗戦ムードの中で見せた「新庄らしさ」。希望の光は確実に見えた。

 エープリルフール。新庄は、もう「うそ」はつかなかった。6回1死満塁。明らかに、最初から狙っていた。初球。真ん中高めの甘い変化球を、思い切り空振りする。本能が目を覚ましたのは、続く2球目だ。内角138キロ直球をたたくと、打球は一直線で左翼ポール際へ飛び込んだ。今季1号、初打点を追撃の満塁弾でマークした。7回の守備に就く時には「新庄コール」に小さくジャンプしながら右手を5度、スタンドへ突き上げる。ファン、自らも待望した今季初の感触に酔いしれた。

 ようやく「正真正銘」のグランドスラムだ。昨年9月20日ダイエー戦。同じ札幌ドームで同点の9回2死満塁から左中間スタンドへ突き刺した。しかし一塁走者を追い越しアウトという、前代未聞の「幻のサヨナラ満塁弾」になるオチが付いた。193日ぶりに、本拠地ファンへ“本物”をプレゼント。序盤の大量失点で敗れはしたが、ヒルマン監督は「希望をもたらしてくれた」と表情を崩した。

 悩みも吹き飛んだ。3月26日ソフトバンクとの開幕戦、同28日の西武との本拠地開幕戦…。いずれも逆転チャンスの2度の満塁で凡退していた。同月29日の初勝利後には会見を開き、ファンに“謝罪”した。「福岡でも昨日(28日)も満塁で(打席が)回ってきてファンを喜ばせられなかった。(日本ハム)2年目っていうことで余裕があって力を抜くケースがあった」。

 本来の姿を見つけるきっかけに、なりそうな一撃になった。本塁打時の恒例の打法はファウル席に「きれちゃいやよ打法!!」と命名。日米通算8本目の満塁弾となったが、放った試合では阪神時代の97年9月27日ヤクルト戦(投手・石井一)以来となる2度目の黒星は喫した。だが本拠地開幕戦の西武戦から「初心に戻る」と、昨季のバットを使うなどし出直しを図った成果は出た。新庄が本場メジャーで「クラッチヒッター(勝負強い打者)」と称された、あの怖さを取り戻してきた。【高山通史】

2005年04月02日付 紙面から

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