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新庄カウントダウン

ダルビッシュと初対面で辛口エール

h-sh-050205-1.jpgファンの集いに出席した新庄(手前)とダルビッシュ(後方)(撮影・黒川智章)

 SHINJOが、ダルビッシュに辛口&甘口エール-。日本ハム新庄剛志外野手(33)が4日、キャンプ地の沖縄・名護市内で行われた「ファンの集い」で注目ルーキー、ダルビッシュ有投手(18=東北)と初対面を果たした。直接「服装はちゃんとしなさい」と、新庄らしい? ファションアドバイスでプロ選手の心得を伝授。野球では「成績を残さないと寂しいことになる」と厳しさを説いた。今後“先生役”を務めることも明かし、強力コラボレートでチームを盛り上げていくつもりだ。

 静かに会いたかった。少しでも伝えたかった。新庄が、優しくダルビッシュを包み込んだ。約1500人が詰めかけた「ファンの集い」。宿舎を出発する時、同じバスに乗り込んだ。玄関前でニアミスした。言葉は交わさなかった。会場入りし、チームメート以外、誰にも見られない舞台裏でそっと話しかけた。遠慮深そうにしているダルビッシュと初めて言葉を交わした。

 新庄「ファンに見られるから服装はちゃんとしておけよ」。

 プレーでも外見でも、球界を代表するエンターテイナーだ。過度の注目を浴びる後輩、スター候補と期待されるスーパールーキー。新庄が“1人の先輩”としてメッセージを贈った。これ以上ない重い、たった一言。ダルビッシュは、その重みをグッとかみしめた。プロ入り決定以来、初めてといっていい「緊張しました」という感覚だった。

 自分自身の境遇とも重ね合わせた。阪神にドラフト5位で入団。プロ入り時は注目されることなく、たたき上げでスーパースターへと上り詰めた。正反対に、ダルビッシュは高校野球の「アイドル」としてプロの門をたたいてきた。新庄はおどけながらだったが、じっくりと言葉を選びながらメッセージを送った。

 新庄「(身長は)2メートル4センチ? でかいよね。投球を見てみないと分からない。野球でいい成績を挙げないと。ドラフト1位で騒がれて成績を残せず、話題にならない選手もいる。それは寂しい。まずは投球を見てから。そうしたら、僕のアドバイスも変わってくるよね」。

 実はこの日の記者会見は急きょ設定したものだった。キャンプイン後、初めて公の場でコメントした。練習終了後、当初は「会見なし」と広報から報道陣に伝えられたが、イベント前に会見することを決めた。新庄は会見の冒頭で「キャンプに入って調子どうですか。2年目の名護はどうですか。体調はどうですか、という質問はやめてね。気の利いた質問をしてください」と“自主規制”を敷いていた。しかしダルビッシュに関することには、精いっぱいの自分の言葉で対応した。気遣いだった。

 今季で日本、メジャーを含めてプロ16年目。模範となるため自らも進化している。今季の目標の1つの体重増。プロ入り以来、変わったことがなかったが、変身を決めた。

 新庄「今は78・7キロくらい。いつもは75キロとか74キロとか。脂っぽくない、おいしい物を食べて太れた。ちょっとおなかが出てきたのが悩みかな。でもイメチェンをしようと思って。大きな体で迫力が出るようにね」。

 33歳。今でも小さな努力を積み重ねている。大きな視野があるから、言える言葉があった。「楽天さんも同じ。成績を残さないと、ファンもついて来ない。今のうちにファンに来てもらうようなことをしないと」。ダルビッシュと並ぶ、同じパ・リーグの“注目新人”への気遣いも忘れなかった。視線の先は、ほかの選手とは違う世界を見ている。新庄の圧倒的な存在感と感性は、ダルビッシュの心を揺さぶったはずだ。【高山通史】

2005年02月05日付 紙面から

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