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新庄カウントダウン

ワールドシリーズ第1戦 ジャイアンツ先勝、日本人初安打

h-sh-021021-1.jpg第2打席、中前にワールドシリーズ初安打を放つ新庄(共同)

 【アナハイム(米カリフォルニア州)19日(日本時間20日)=四竃衛】02年のワールドシリーズが開幕し、サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ・リーグ)が、アナハイム・エンゼルス(ア・リーグ)に4-3と競り勝った。ジ軍新庄剛志外野手(30)は「9番指名打者」でスタメン出場。第2打席に中前打を放ち、日本人選手初安打を記録した。また、初出場のバリー・ボンズ外野手(38)は、2回表の第1打席で先制アーチを放った。

 緊張することも、興奮することも忘れていた。野球人なら誰もが夢見る大舞台でも、新庄は自分らしさを忘れていなかった。5回表無死走者なし。カウント2-2から、エ軍の先発左腕ワシュバーンが投げた146キロの直球を、つまりながらも中前へ運んだ。日本人選手として初めてワールドシリーズの舞台に立ち、初安打を記録。エ軍カラーの赤一色となった敵地スタンドを背に、一塁ベース上で久しぶりに笑顔がこぼれた。

 新庄「こういう舞台になると、逆にリラックスできるんです。すごく楽しみに打席に向かいました」。
 3回の初打席。その楽しみは、悔しさに変わった。リーグ優勝戦第4戦で途中出場して以来、ポストシーズンでは2打席目。慣れない指名打者でもあり、戸惑いもあった。結局、この打席は空振り三振。実戦から離れていたブランクは、簡単には埋められなかった。
 新庄「久々に打席に立ったから、1球目の真っすぐがめちゃめちゃ速く感じました。これじゃ(ミートの)ポイントをもっと前にしないと当たらないな、と思ったら、案の定、三振。だから2打席目ではポイントを前にしたんです。それでもつまったけど、いいところに飛んでくれましたね」。
 ポイントを変えただけではない。この打席でバットを「指2本分(約5センチ)ぐらい」短く握った。2ストライクを取られるまでは本塁打狙いで強振したが、記念の初安打はコンパクトに中堅返し。先頭打者としての役割に徹した。
 もっとも、人一倍目立つことが好きな新庄が、1安打ぐらいで満足するはずもなかった。打席を待つ間は、ベンチ裏でコーヒーを飲んだり、お菓子を食べながらリラックスすることに終始した。結局、第4打席には代打を送られてお役御免。消化不良は否めなかった。
 新庄「代打は予想してました。来年はそうならないようにしたいです。守備? 守りたかったですね。守備あってのオレなんですけど、打つだけで試合に出るのって変ですね」。
 それでも、チームの白星がモヤモヤをかき消した。
 新庄「うん、楽しかった。また明日から(ベンチで)座る生活に戻るから、腰を痛めないようにしないとね。あと3勝して早く帰りたい。あと3日で終わり」。
 第4戦までは右腕相手が続くため、スタメン出場はお預け。それでも、初安打の勢いで「全勝宣言」してしまうところが、新庄らしかった。

2002年10月21日付 紙面から

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