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新庄カウントダウン

初のサヨナラ補殺決める

h-sh-030525-1.jpg9回裏ブレーブス2死一、二塁、J・フランコの打球をメッツ新庄が本塁に好送球し、C・ジョーンズがタッチアウト。捕手バンス・ウィルソン(AP=共同)

 【アトランタ(米ジョージア州)23日(日本時間24日)=村野森】マイナー降格を免れたメッツ新庄剛志外野手(31)が、初体験の“サヨナラ補殺”を決めた。ブレーブス戦の8回裏の中堅守備から途中出場。9回裏2死一、二塁でブ軍フランコの中前打を本塁へワンバウンド返球。二塁走者を刺し劇的なゲームセットとなった。打席は回ってこなかったが、外野の守備位置争いが激化する中で大きな存在感を示した。

 あらん限りの賛辞がメ軍ハウ監督の口から飛び出した。守備固めとして8回から起用した新庄が9回裏、絶体絶命の危機を救ってくれた。2死一、二塁でブ軍フランコの放った中前打を素早く処理すると、70メートル離れた本塁にワンバウンドでピタリとストライク返球。二塁走者C・ジョーンズはタッチアウト。今季4度目の補殺を完成させ、メ軍の3連勝が決まった。
 ハウ監督「WHAT A THROW! IT WAS A BULLET TO THE PLATE! HE MAKES LASERS!(なんて返球だ。ホームベースに放たれた弾丸だよ。彼の手からはレーザーが発射されるのか)」。
 一躍主役に躍り出た新庄は笑っていた。故障者リスト入りしていたバーニッツが正中堅手としてこの日から復帰。控えのダンカンが2Aに降格された。第1弾のサバイバルはクリアしたが、さらなる生存競争は続く。一昨年は12補殺を記録し、昨年は10補殺。一見、地味な守備で最高の場面をつくった意味は大きい。ここまで正外野手として扱ってくれないハウ監督に、これ以上ないメジャー残留アピールとなった。
 新庄「こういうケースは生涯で初めてだからね。投げてアウトにしてゲームセットってやつ。うれしかった。吹っ切れている? 今日は1回しかないから。前進守備でなく定位置だった? カン。それしかないよ。日本のときも8割くらいカンが当たってたから」。
 もちろん単なるカンや思いつきで生まれたプレーではない。今月16日(同17日)のジャイアンツ戦で2補殺を記録したが、2つ目の本塁返球は、1つ目の三塁送球がスライダー回転したことを踏まえ指先の力加減を変えた。その後、送球がシュート回転するようになるとブルペンで修正。この日の補殺につなげた。そんな工夫もおなじみのぶっ飛びトークで包み隠す。乗ってきた新庄には、もはやマイナー落ちなど頭にない。

2003年05月25日付 紙面から

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