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新庄カウントダウン

日本人野手最多4打点、初ヒーローインタビュー

h-sh-010509-1.jpgNYのメッツファン向けラジオWFANからヒーローインタビューを受けた新庄

 【デンバー(米コロラド州)7日(日本時間8日)=松井清員】ニューヨーク・メッツ新庄剛志外野手(29)がロッキーズ戦で日本人野手最多の4打点をマークし、初めてヒーローインタビューを受けた。「7番右翼」で3試合連続スタメン出場し、2回の先制打に続き、3回無死満塁から走者一掃の3点二塁打。また、ジェイ・ペイトン外野手(28)がこの試合で右太ももを痛め、故障者リスト入りが決定。新庄は8日の同カードから本職のセンターでの出場が濃厚となった。

 5年前、野茂がノーヒットノーランを演じたクアーズフィールドで、今度は新庄がヒーローになった。4打数2安打4打点。イチローでさえ1試合2打点が最高というのに、その倍をたたき出した。しかも先制打と満塁走者一掃の3点二塁打。試合後、ベンチ内で地元ニューヨークのラジオ局から初めてのヒーローインタビューを受けた。

 「4打点とかより、とにかく、勝利に貢献できたことが一番うれしい。最後は1点差まで追い詰められたけど、10―0でも10―9でもとにかく勝ちは勝ちです!」。岩本通訳を介したホットなコメントが、2600キロ離れたニューヨークに生中継で伝えられた。「ヒーローインタビューを受けちゃった」。日本の報道陣の前に姿を現した新庄はご機嫌だった。

 「7番ライト」。ここ数日の好調さと、ロ軍先発の左腕ボハノン対策として、3試合連続のスタメン出場を果たした。2回1死二、三塁で迎えた第1打席。ボハノンのフォークボールをライナーで中前へ運び、先制点をたたき出した。「あれで乗っていけましたよ」。そして新庄の真骨頂は3回無死満塁。2番手右腕ワスディンの147キロ直球を一塁線突破の3点二塁打だ。「あっち(ライト)に狙ったんじゃないよ。こっち(レフト)に打とうとしたら、あっち(ライト)に行ったの。評論家みたいなことは言いたくないですから」。顔は左翼で打球は右翼の「あっち向いてホイ打法」。この回チーム7者連続安打となる強運の一撃で、一挙7点のビッグイニングを締めくくった。

 残り2打席は凡退したが、何しろここ3試合は10打数4安打5打点、2V打点の大活躍だ。さらに外野のライバル、ペイトンが、試合中に右太ももを肉離れし、2週間の故障者リスト入りが決まった。この日のペイトンの離脱後、センターに回ったが、きょうの同カード以降も中堅でのスタメンが決定的。運も味方につけ、レギュラーを再奪取した格好だ。

 9―0から最後は10―9まで詰め寄られた。だが、どこまでも楽しんでいた。「ああ、きょうは面白かった。ヒヤヒヤ感、ああいうのはたまらないですね」。バレンタイン監督は「打つ予感はあったし、ビッグヒットだった。調子も戻ってきている。でも別に驚いてないよ。このくらいはやってくれる選手だと思ってるからね」と笑顔で話した。

 「スタメンで4打席立つと気持ちに余裕ができる」。17打席無安打の不振から完全に立ち直った。「大振りし過ぎ」という指摘や、オレンジ色の派手なリストバンドへの批判も耳に入っていた。が、どこまでも自分を信じ、貫いて、新庄が立ち直った。

2001年05月09日付 紙面から

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