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新庄カウントダウン

先制打&本塁打で初MVP獲得/球宴

 新お祭り男の誕生だ。阪神新庄剛志外野手(27)が先制打と決勝点となる球宴第1号を放ち初のMVPに輝いた。阪神からのMVPは1993年(平5)のオマリー以来。第1戦こそ守備出場だったが、25日の第2戦では5打数3安打の猛打賞。3試合で9打数5安打3打点1ホーマーと大暴れ。全セは2-1で63年(昭38)以来36年ぶり3連戦3連勝を飾った。全パは97年第2戦から1分けを挟み5連敗。

 お立ち台で新庄の笑みがはじけた。「打った瞬間? 『アッ、ホームランか』って感じ。打った球は分かんない。来た球を打ったって感じ」。6回、日本ハム岩本の高めに入ったボール気味のカーブを、レフトポール際、スタンド中段まで運んだ。球宴出場3度目、13打席目での初アーチだ。

 日本ハム岩本「新庄とは同い年やし(大阪出身の)オレは阪神ファンやからね。男前やなあ~っ……と思って投げたら打たれてしもたわ。パワーで持っていかれたんやからあらためてすごいなと思いましたわ」。

 打たれたピッチャーにもこう言わせてしまう。やはり新庄には華がある。

 実は予告本塁打だった。甲子園での第2戦、球宴初安打を皮切りに3安打を放った。「あとはホームランだけ。狙います」。この日、試合前に再度宣言。その通りの1発だった。3回1死三塁のチャンスでは、中前へ先制打も放った。

 守備でも魅せた。古巣の三塁でファインプレーを演じた。3回、ダイエー秋山の三塁線への打球を、逆シングルで好捕。さらに、一塁へは自慢の強肩で大遠投。ワンバウンドにはなったが秋山を見事に刺した。「(送球が)あの低さでいってほしかったのに。コントロールを気にして、思い切り投げれんかった」。本職の三塁手でも難しい当たりを平然とさばいてみせた。

 「ファンの期待にこたえたいと思ってプレーしたのが結果につながった。これは確かだと思う」。第2戦の3安打猛打賞に続く2安打2打点の大暴れ。この球宴、だれよりも、ファンを喜ばそうとプレーした。「新お祭り男」が誕生した。

 「すごい選手が集まった中でMVPがとれたことはこれからの自信になる」。当初は球宴期間中に元タレントの大河内志保さんとの婚約を発表する予定だったが、前半戦の打率が3割に満たなかったためオフに延期した。しかし今回の大活躍で、もう何の障害もなくなった。「これだけの働きができた。思い切りやれば、自然に結果が出る」。賞金の200万円以上のものを新庄は手にした。【井之川昇平】

1999年07月29日付 紙面から

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