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2009年10月15日

アもナも東西大都市対決、盛り上がりそう

 MLBプレーオフ、地区シリーズが終了した。

 5回戦制で競われた同シリーズだが、4カードのうち3つが3連勝で決着したのが印象的だ。無傷で勝負を決める“スィープ”がこれほど立て続けに起こるところに短期決戦の勢いの大切さが出ている。残る1カードのフィリーズ-ロッキーズもフィリーズの3勝1敗だった。

 さらに興味深いのはいずれもレギュラーシーズンの成績が良かったチームが勝ち上がっている点だ。成績上位チームはホームからシリーズを始めることができ、優位性を持って臨めるということもあるのかもしれない。

 ワイルドカードからの躍進というのも番狂わせならではの魅力があるものだが、今回についてはそうもいかなかった。

 今年のワールドシリーズ出場チームを決定するリーグ・チャンピオンシップは15日のナ・リーグを皮切りに7回戦制での開催となる。

 ア・リーグは東地区優勝のヤンキースと西地区優勝のエンゼルスの対戦となった。ニューヨーク対ロサンゼルスの東西大都市対決であり、かなり盛り上がりそうだ。

 両チームのレギュラーシーズン成績はヤンキースが勝率6割3分6厘で、エンゼルスが5割9分9厘。地区シリーズの流れだとヤンキースが有利となるのだが。

 一方ナ・リーグだが、同じく東地区優勝のフィリーズと西地区優勝のドジャースが対戦する。こちらも東西の大都市対決だ。ロサンゼルスのファンは2チームの動向に一喜一憂することになりそう。

 成績比較ではフィリーズの勝率が5割7分4厘で、ドジャースが5割8分6厘。勝ち星にしてわずか2つの差だが、こちらは西のドジャースが上回っている。

 両方のカードとも選手たちは最低1回大陸を横断しなければならない。短期決戦でいかに疲労をマネジメントできるかも重要な要素になってきそうである。

 次なるステージの戦いはもう目の前に迫っている。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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