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2009年10月08日

連勝ストップのツインズだが果たして…

 7日ついに今年のプレーオフが始まった。

 先週注目していたア・リーグ中地区だが、こちらの予想を上回る展開となった。9月初め首位タイガースに7ゲーム差をつけられていたツインズが、レギュラーシーズン最終戦で86勝76敗と並んだのだ。その結果6日に163試合目という扱いで優勝決定戦が行われたのである。

 その決定戦も激烈を極めた。タイガースが先制したものの、ツインズが追いつき延長にもつれ込んだのだ。そして延長12回アレクシー・カシーヤ内野手が右前タイムリーを放って、ツインズが3年ぶりの地区優勝をものにしたのである。

 ただツインズに喜んでいる時間はほとんど与えられなかった。約20時間後にはニューヨークに移動しア・リーグ東地区優勝のヤンキースと地区シリーズを開始しなければならなかったからだ。レギュラーシーズンでもつれ、1試合多く戦わなければいけなかったことはツインズにとって多くの負担を強いることになっているのである。やはり早くに地区優勝を決めることはプレーオフへの準備という点でも有利に働くのである。

 ただ有利とはいえ、それが、それだけが結果につながるわけでもない。ツインズには“勢い”という大きな要素もある。優勝決定戦も含め、最近10試合で7勝を挙げており、5連勝中でプレーオフに突入しているのである。優勝決定戦にまで持ち込み、さらに延長で進出を決めたことの高揚感は選手たちに普段以上のパフォーマンスを発揮させるに違いない。

 第1戦は前半互角の戦いぶりを見せたが、結局2-7で敗れた。第2戦以降どう立ち直せるかがカギになりそうだ。

 このほかナ・リーグでは東地区優勝のフィリーズがワイルドカードのロッキーズを5-1で下し、上々のスタートを見せている。

 短期決戦が続くプレーオフ。勢いと疲労、その両方をうまく保つことが栄光には不可欠だ。どのチームが抜け出してくるだろうか。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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