2009年09月10日
ジーターとゲーリッグの大記録
6日のアスレチックス戦第1打席に右翼線を破る二塁打を放ち、メジャー通算2000安打を達成したマリナーズのイチロー外野手。さらにメジャー新記録となる9年連続200安打まで8日終了時点であと5本に迫っている。シアトルも日本もカウントダウンで盛り上がっていることだろう。
一方、ここニューヨークでは別のカウントダウンに注目が集まっている。ヤンキースのデレク・ジーター内野手が、8日現在でメジャー通算2718安打に達しており、ルー・ゲーリッグ元内野手のチーム通算安打記録2721にあと3本となっているためだ(9日に2721本に到達)。
1923年から39年まで14年間ヤンキースでプレーしたゲーリッグは2130試合連続出場を果たした名選手である。これは日本の元カープ、衣笠祥雄内野手とMLBの元オリオールズ、カル・リプケン・ジュニア内野手に抜かれるまで長くMLB記録となっていた。さらにベーブ・ルースに続くスター選手として皆に愛されていたが、後にルー・ゲーリッグ病と呼ばれるようになる筋萎縮性側索硬化症の発症により、連続出場が途切れただけでなく、引退を余儀なくされ、41年に37歳の若さで亡くなっている。39年7月に行われた涙の引退式の模様は今も時折テレビなどで取り上げられるほど有名だ。
そんなゲーリッグだけにルースと同じくニューヨークのファンやメディアにとって今も特別な存在でありつづけているのである。そのゲーリッグの大記録に現代のヤンキースを代表するスター選手であるジーターが近づいているのだから、皆が気になるのも当然だといえるだろう。
さらにジーターには史上28人目となる3000安打はもちろん、元レッズのピート・ローズが持つ4256安打を破ることを期待する声もある。同じ2713安打を記録した年齢を比べるとジーターのほうが80日早いのだとか。確かに衰えの見えないジーターの様子を見ていると、新記録を期待したくなるのも当然かもしれない。
ただ周囲のプレッシャーに負けずすんなり200安打を達成したイチローに対し、ジーターは2日間3試合に渡り無安打が続いている。クラッチヒッターのジーターにしてはらしくないが、そう気にすることもないだろう。
イチローとジーター、2つのカウントダウンに気を取られる日々があと少しだけ続きそうだ。
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