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2009年09月03日

Wシリーズ、一般販売たったの735枚

 1日終了時点でレッドソックスに6・5ゲーム差をつけア・リーグ東地区首位を独走するヤンキース。

 すでに地元ファンやメディアの目は10月のポストシーズンに向き始めている。そんな中、2日付けの地元紙ニューヨーク・タイムズとニューヨーク・ポストがポストシーズンのチケットに関する記事を相次いで掲載した。

 ニューヨーク・タイムズが取り上げたのは先月31日にヤンキースが発表したポストシーズン・ゲームのチケット価格について。ご存じのようにポストシーズンはリーグ地区シリーズ(ALDS)、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ(ALCS)、ワールドシリーズ(WS)で構成される。それぞれのチケット価格が21種類の一般席分について公表されたのだ。

 それによると最も高価な1階席前方の場合、レギュラー・シーズンのシーズン・チケットが325ドルで、ALDSがシーズンチケット購入者なら275ドル、一般販売で375ドル、ALCSが同様に350ドルと400ドル、WSでは一律425ドルとなっている。

 逆に一番安い外野席はレギュラー・シーズンが5ドルで、ALDSも5ドル、ALCSになると10ドルとなり、WSは50ドルだ。

 ALDSはほぼレギュラー・シーズンと同じだが、ALCS以降は価格が上がる設定というわけだ。

 以前お伝えしたように、今季ヤンキースは新ヤンキー・スタジアムのオープンに伴いチケット価格を上げたものの、折からの不況もあってプレミアム・シートを中心に販売不振に陥り、一部で価格を下げる事態になった。そんな時にこの価格設定は正しい判断なのか、というのが同紙の投げかけている疑問である。

 一方ニューヨーク・ポストが明らかにしたは一般販売されるチケットの数だ。ワールドシリーズの場合一般販売されるチケットはわずか735枚だというのである。

 新ヤンキー・スタジアムには5万235人分の一般席があるが、シーズンチケット保持者が3万7000人いて、さらにMLBに選手や関係者用に1万2500人分を提供する規則になっているため、一般販売はこんなに少なくなってしまうのだという。もちろんシーズンチケット保持者全てがWSのチケットを買うとは限らないが、だとしても恐ろしく少ない数になりそうだ。

 またチケットの2次販売サイトではすでに出品が始まっており、1枚100ドルから2万3000ドルの値がついている。

 6年ぶりのWS出場が決まったとしてもこの数、この値段ではまさにプレミア・チケットで、とても一般のファンには手の届かないものになるのは確実だろう。

 まずその前に地区優勝を飾り、プレーオフを勝ち抜いていかなければ元も子もないのではあるが。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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