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2009年06月25日

踏ん張る投手陣ブチ壊すAロッドの不振

 ひざに不安を抱え決して好調とはいえない状態が続くヤンキースの松井秀喜外野手。

 今シーズンの定位置となっていたDHがインターリーグのナ・リーグ主催試合では使えないこともあって19日のマーリンズ3連戦からは先発から外され、代打での起用が続いている。守備解禁で左翼復帰もあるかも、と期待されていただけに残念だ。ただ今シーズンの打率が2割5分1厘、16日以降12打数2安打という状態だからこの起用も致し方ないだろう。

 そんな松井に付き合っているわけではないが、チームの状態もパっとしない。6月に入っての成績は9勝11敗と負け越しており、20日からは今月2度目の3連敗を喫してしまった。23日終了時点ではなんとかア・リーグ東地区2位を維持しているが、首位レッドソックスには5ゲームの差をつけられている。

 特に23日のブレーブス戦は0-4と完敗だった。先発の王健民は5回3失点で今シーズン6敗目を記録。勝ち星を予想できる存在だったはずの王までが今シーズンまだ白星を挙げられない不振に苦しんでいる。

 ただし23日の試合に関して地元メディアは王は苦しい中よく健闘した、という論調だった。確かに王自身は復調してきており、試合の進行次第では念願の勝利を得ることさえできたかも、と感じさせる投球内容ではあった。そしてそんな雰囲気をぶち壊して負けた原因、さらにシーズンの不振の原因として責められているのが打撃陣である。

 中でもやり玉に挙げられているのがアレックス・ロドリゲス内野手。今シーズンのAロッドは打率2割7厘で、6月は63打数9安打、打率1割4分3厘と大不調なのだ。

 やはり3月に受けた臀部(でんぶ)の手術の影響がまだ残っているのかもしれない。Aロッド自身は23日「我々は点を取らなければいけない。投手陣が頑張ってくれてるんだからね。そうするための方法を見つけなければいけないんだ」と殊勝にコメントしているが、結果が残せていないのではどうしようもない。

 大黒柱であるAロッドの不振はチームの成績に直結する。さらに好機に強いクラッチヒッターとして認識されていた松井の不振もその影響は大きいと言わざるを得ない。2人の1日も早い復調が望まれている。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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