2009年06月18日
史上最悪のチーム救うのはボビー?
熱戦が続くMLBの中で出口の見えない不調に苦しんでいるのが、ナ・リーグ東地区のナショナルズだ。16日終了時点で首位フィリーズとは20ゲーム差をつけられ、ダントツで最下位に沈んでいる。
その不振ぶりにこのままだと“史上最悪のチーム”争いの仲間入りをするのでは、とまでささやかれ始めた。戦後最悪の成績を残したのが、1962年のメッツで40勝120敗勝率2割5分という成績だった。この年のメッツは62ゲームを消化した段階で17勝45敗だったのに対し、16日に同じ62ゲームを終えたナショナルズは16勝46敗と1ゲーム差をつけられているのである。このままだと120敗ペースというわけだ。
ちなみにMLB史全体では1899年のクリーブランド・スパイダースが20勝134敗で勝率1割3分という記録を残している。また最終勝率2割5分未満は1916年と1935年にも記録されているがいずれも戦前だ。近代MLBということで考えればやはりメッツの記録が一つの目安であり、それを超えてしまうと“ワースト・チーム”と呼ばれても仕方ないだろう。
もちろんチームもどん底から脱出しようともがいている。カンフル剤として噂されているのがマニー・アクタ監督の更迭である。2006年に当時最年少の37歳で監督に就任したアクタだがこの成績では解任はある意味当然といえるだろう。
その後任と見られているのはマリナーズで監督を務めたことのあるジム・リグルマン・ベンチコーチ。ただしあくまでシーズン終了までの代行監督、という地位に留まると見られている。
そして15日になって来年の新監督候補として浮上してきたのが、千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督だ。これはスポーツ専門誌スポーツ・イラストレーテッド電子版が報じたもの。同誌は「ナショナルズは既に本格的な監督候補の検討に入っている。その候補の1人がボビー・バレンタイン氏だ」とリーグ関係者のコメントを掲載している。
バレンタイン監督といえば、今シーズン限りの退団が明らかにされ、それが発端でロッテ首脳陣、さらにファンを巻き込む騒動に発展していることは米国にも伝わっている。ただこの騒動の詳細を同誌がどこまで理解して、今回の記事を作成したのかは定かではない。
ただ米国では依然バレンタイン監督はよく知られた存在である。先月ロッテで指揮を執るバレンタイン監督を紹介したドキュメンタリー番組がテレビで放送されたほどだ。候補に選ばれるのは納得ではある。
とはいえナショナルズの不振とロッテの騒動がリンクすることになってくるとはさすがに意外ではあった。来シーズンに向けてバレンタイン監督の身の振り方がどんな風に落ち着くのか日米の注目を集めていくことになりそうだ。
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