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2009年05月28日

またWBC戦士…地元ショックのアキ離脱

 またしてもWBC侍ジャパンの戦士が戦列を離れることとなった。しかも2人もだ。

 24日、マリーンズ戦で左ひざ前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、いきなりシーズン絶望となってしまったのがレイズの岩村明憲内野手。

 8回の守備で投ゴロで二塁カバーに入った際、一塁走者クリス・コングランが一塁送球を邪魔しようとタックル気味にスライディングを行い、これに岩村の脚がぶつかって負傷したのだ。

 翌日行われた診断の結果は全治8カ月。へたをすれば来シーズンの開幕にも影響が出るほど深刻な状況だ。

 昨シーズン、レイズの快進撃を支えた岩村は今シーズンもチームの中核を担ってきた。それだけにチーム、ファンのショックは大きい。地元紙セントピータースバーグ・タイムズのウェブページには「膝(ひざ)を狙ったプレーだ、コングランを出場停止にしろ」、「アキを失うことは本当に痛い。彼は去年チャンピオンシップ・チームの中心だったのに」、「あなたがいなくなるのはとても寂しい。早く良くなってくれ」といったファンのコメントが多数寄せられている。

 レイズは27日現在ア・リーグ東地区4位と苦しんでいるだけにチームとしても岩村の穴をいかに埋めるかが最大の課題と課題となりそうだ。

 一方25日のアスレチックス戦で左足親指を負傷してしまったのがマリナーズの城島健司捕手である。1回の守備で本塁に走り込んだ走者と接触したのだ。その時はプレーを続け、2回の攻撃では本塁打を放ったものの、状態の悪化により3回の守備から退くこととなった。さらに26日になって3カ所亀裂骨折しており、復帰に6週間から8週間かかるだろうとの発表がされている。実質的にシーズン前半の復帰は無理だろう。

 城島の場合、4月にも右のハムストリングを痛め、負傷者リスト入りした経緯がある。今年は勝負の年と言われ、出だしでのつまずきを最近取り戻しつつあっただけにこの欠場は周囲への印象という意味でも非常に痛いものになりそうだ。

 今回の2人の欠場要因は直接WBCとは関係ないように思える。ただここまで戦列を離れる選手が増えてくると、WBC批判がまた出てきそうでちょっと心配だ。早い復帰でイメージ回復が実現するといいのだが。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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