2009年05月07日
先発もブルペンも信頼できず宿敵に5連敗
「ヤンキース、未だレッドソックスへの答えを見いだせず」こんな見出しが6日付ニューヨーク・タイムズのスポーツ面に踊っていた。前日レッドソックスに3-7で敗れたことを伝える記事である。
この負けでヤンキースは今季宿敵レッドソックスに対し5戦全敗となってしまったことへの焦りを伝えたものだ。しかもこの負けでシーズン成績も13勝13敗の五分となってしまったのである。宿敵に1つも勝てず、そのレッドソックスに4・5ゲーム差をつけられてのア・リーグ地区3位という状況は、まだシーズン序盤とはいえ地元メディアが先行きを心配するのには十分なのだ。
そんなヤンキースの巻き返しを巡る議論で大きく取り上げられているのが5日の負け投手になったジョバ・チェンバレン投手について。メジャー3年目のチェンバレンは周囲の期待を担って既に5回の先発を果たしている。
が、最初の3試合は勝敗がつかず、先月29日のタイガース戦で7回を1失点に抑えて今季初白星を挙げたと思ったら、次の試合で負け投手、という展開になってしまった。
しかも5日の試合では1回にいきなり4失点という乱調ぶりでスタートしその後立ち直ったと思ったら、5回途中で降板するまでに12奪三振を奪う快投を見せたのである。
どうにも安定しない印象を与えるチェンバレンが先発ローテーションの一角を担い続けて良いのか、という意見が出ているのだ。ただ専門家やファンの多くはまだおおむねチェンバレンには十分その資格があると思っているようである。ニューヨーク・ポストのコラムニスト、ジョエル・シャーマンは6日付の「ゲームがジョバはローテーションに入ることを証明している」という記事でチェンバレンを擁護していた。
確かにチェンバレンに3試合連続勝ち負けがつかなかったことで分かるように、今季のヤンキースの場合先発陣よりも後続の投手陣に問題があるように思える。5日の試合もヤンキース打撃陣が3回に3点を奪い1点差に追いつきながら、チェンバレンが降板した後の8、9回に追加点を挙げられ突き放されたのである。デイリー・ニュースがそのウェブサイトで「今季のヤンキース不調の原因は?」というファン投票を行っているが、49%の票を集めて1位だったのは「ブルペンが信頼できない」だった。
とはいえ、チェンバレンも現在高い能力を常に出せてはいないし、その他の先発陣も今1つなのも事実だ。宿敵レッドソックスに伍し、長いシーズンを勝ち抜いて行くためには投手陣全体の1日も早い復調が不可欠だろう。
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