2009年01月01日
09年はMLBネットワークに注目!
1月1日からMLBの新たな取り組みがスタートする。MLB自身が設立したケーブルテレビ・チャンネル、MLBネットワークが全米向けに放送を開始するのだ。
同チャンネルは文字通りMLB専門で、24時間放送となる。発表されている番組ラインアップにはMLBのニュース番組や26試合のレギュラーシーズン・ゲームの中継、過去の名試合の再放送や特集番組などが並ぶ。野茂英雄投手やイチロー外野手など日本人選手の活躍とその影響を紹介する「Rising Sons」という番組も放送される予定だ。また注目のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)も同チャンネルがスポーツ専門チャンネルのESPNと共にカバーすることになっている。
同社屋はニューヨーク市マンハッタンから車で10分ほどのところにあるニュージャージー州セコーカスに作られた。放送のメーン・スタジオは2つ、1つはベーブ・ルースの背番号にちなみ「スタジオ 3」、2つめはジャッキー・ロビンソンにちなんで「スタジオ 42」と名付けられている。特に「スタジオ 42」はレトロなスタジアムを模した作りになっており、メーン・ステージはレプリカの内野フィールドになっているなどMLBの雰囲気たっぷりだ。
出演者はパドレスやレンジャーズなどで放送を担当してきたMLBテレビ放送のベテランが揃えられた。コメンテーターにはヤンキースやメッツで活躍したアル・ライター元投手も加わっている。
MLBファンにとってはなかなか魅力的なチャンネルだが、この景気後退の時期での参入に厳しいチャレンジになると見る人も多い。実はNBAやNFLといったアメリカ・プロリーグは数年前から同じようなリーグ自前の専門チャンネルを設立、運営している。しかしいずれも思うようにケーブルテレビ運営会社を通じて配信世帯数を増やすことができず苦戦しているのだ。特にNFLの場合、大手ケーブル運営会社との契約交渉がもつれ、訴訟や連邦議会での公聴会開催といった泥沼の事態に陥っているほど。
そんな難しいビジネスにMLBが敢えて飛び込むのはインターネット展開で成功したこと、自前のメディアが欲しいこと、そして何より安定した新たな収入源が欲しいことなどがあげられる。
2009年の訪れと共にスタートするこの新たな挑戦の行方を注目していきたい。
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