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2008年09月11日

ヤンキースタジアムでの最後の試合

 14年連続のプレーオフ進出がいよいよ絶望的になってきたヤンキース。その“終戦”が近づくにつれて確率がどんどん高くなっているのが現ヤンキースタジアムでの公式戦最後の日である。

 これまで何度もお伝えしてきたように現ヤンキースタジアムの使用は今季いっぱいとなっており、来年からは新ヤンキースタジアムが使用される。プレーオフに進出すればその期間現ヤンキースタジアムが使用されるが、プレーオフに出られなければレギュラーシーズンのホームゲーム最終日が、最後の公式ゲームとなってしまうのだ。

 その日とは21日のオリオールズ戦。22日が移動日となっており、予備の試合を入れられないでもないが、チーム自身この試合を“ザ・ファイナル・ゲーム”としてプロモーションしており、たとえ雨で流れるゲームが出ても22日に試合が入ることはないと思われる。

 プレーオフがあるかもしれないのに早々と“ザ・ファイナル・ゲーム”とは縁起でもない、と思われるかもしれないが、レギュラーシーズン最後という意味では間違ってなかったのだから当然ともいえる。結果的に全試合でも最後の試合になりそうだから見事当たったともいえそうだ。残念なことではあるが。

 当然のことながらこの日のチケットは全て売り切れ。チケット購入者が再販売できるウェブサイト、stubhub.comをのぞいてみると、なんと最も安い外野席でも最低1枚275ドルで、ホームプレート裏1列目で1万6668ドルという値段がつけられたものまであった。

 これらの価格はいずれも前日20日の試合のチケットにつけられている価格の倍以上である。それだけ“ザ・ファイナル・ゲーム”は注目度が高いのである。スケジュール的にはいわゆる消化試合(になるのが決定的な試合)にこの値段がつくのだから本当に驚くしかない。

 それほどまでに“ベーブ・ルースが建てた家”、“聖地”と呼ばれた現ヤンキースタジアムへのMLBファンの思い入れは高いのである。それだけになんともふがいない状況にある今季のヤンキースが残念でならないのだが。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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