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2008年07月03日

松井DL入りを地元メディア連日報道

 左ひざ痛で故障者リスト入りしてしまったヤンキースの松井秀喜外野手。ここニューヨークの地元メディアも連日今回の経緯を報道している。日刊紙のニューヨーク・ポストを例にその様子を紹介してみよう。

 まず最初に左ひざ痛による欠場の可能性を伝えたのが6月27日付の「しっかりしないひざが松井をDL(負傷者リスト)入りさせるかもしれない」という記事。この日医師の診察を受ける予定で、DL入りについてジョー・ジラルディ監督が「いつでも可能性はある」とコメントしたことなどを紹介していた。

 翌28日には「けがは松井を長引かせるかもしれない」という見出しの記事が掲載された。DL入りしたことに対し、7月8日には復帰可能になるが、ブライアン・キャッシュマンGMが手術の可能性を示唆したことを伝え、復帰に時間がかかるかもしれないと指摘したものだ。

 さらに29日付の記事には”’Hid’And Seek”という見出しがつけられた。これは”かくれんぼ”という意味のHide and Seekと秀喜のHidをかけたもの。これは前日とほぼ同じ内容だが、8日の復帰と手術という2つの可能性が出て、同紙としてもどう判断するか迷っていることを表している。

 30日付では「松井の欠場でジラルディはDHのシャッフルを計画」という記事が出ていた。これは今シーズン、ジラルディ監督が松井をDHに起用して成功してきたこと、今回の欠場によりホルヘ・ポサダ捕手やジェイソン・ジアンビ内野手を順番にDHで使い穴を埋める予定であることなどを伝えたものである。

 そして7月1日付で掲載された記事の見出しは「松井はすぐにBpを行うだろう」というものだった。Bpとはbatting practice、打撃練習のこと。ひざの回復が早く、3日から打撃練習を再開する予定であることを伝えている。

 こうしてみてみると日本の松井報道とほとんど変わらないことがわかると思う。やはり今シーズンの松井の活躍は地元ファンとメディアにそれほど関心を抱かせるものだということだろう。

 もし8日に復帰できれば、1度は絶望視されたオールスターゲーム出場の目も再び出てくる。日米のファンが期待するゴジラ松井再登場の日が1日も早く訪れることを願うばかりだ。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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