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2011年03月03日

ベルトランが自らポジション・チェンジ

 MLBでは各チーム開幕に向けての春季トレーニング・キャンプが続けられている。そのなかでの注目点の1つがポジション争いだ。以前なら不動と思われていたポジションでも長いシーズンに臨むにあたり、選手の入れ替えが行われたりする。今回メッツでもそんな変革が行われることとなった。

 先発中堅手がカルロス・ベルトラン外野手からエンジェル・パガン外野手に代わることが明らかにされたのである。ベルトランは攻走守、全てに秀でた選手であり、2000年代のMLBを代表する中堅手として知られる。ミスター・メッツとも呼ばれるスター選手だ。

 しかしここ2年間は膝の故障などから出場試合数が減っており、手術をした昨シーズンは64試合で打率2割5分5厘という低い成績に終わっている。

 そのためこのトレーニング・キャンプでは依然膝に不安を抱えるベルトランが先発中堅手を続けるべきかどうか議論を呼んでいたのである。そしてその決断はベルトラン自身が下したとのことだ。

 ニューヨーク・ポストなど地元紙の報道によれば、先月28日朝、ベルトランがテリー・コリンズ監督の部屋を訪ね、右翼にポジションを移したい旨を伝えたのだという。たしかに右翼であれば、中堅よりも負担は少なくなる。とはいえ、スター選手としての自負を考えれば、なかなか自ら言い出せないことでもあり、英断だといえるだろう。

 このベルトランの決断により、29歳で乗っているパガンが昨シーズンの右翼から中堅への移ることになり、メッツの外野はかなり安定しそうだ。

 と同時に目を引いたのが、ベルトランが契約しているエージェント、スコット・ボラス氏が、今回の件が2012年に指名打者になることを意味しているのではない、とコメントしたことだ。

 松井秀喜外野手の例が典型ともいえるが、膝が悪いため守備につけなくなり、負担の少ないポジションに移り、さらにその後指名打者に、というのは1つの流れともいえる。辣腕エージェントとして知られるボラス氏としては相対的に選手の評価が下がっていくことが多いそうした流れに対し、先手を打った格好だ。

 ただボラス氏の思惑通り、ベルトランが外野手としての地位を来年も守り続けることができるかどうかは、今シーズンの右翼でのプレー次第である。


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渡辺史敏「from New York」
渡辺史敏(わたなべ・ふみとし)
 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。  現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、インターネット、TV、コンピュータなどのIT分野で取材・執筆活動を行っている。  独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

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