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2010年11月11日

第272幕 真っ赤なTバックは勝利のシンボル?

 あの衝撃的な出来事は、つい先週のことだった。WSを制したジャイアンツの優勝パレードがサンフランシスコで行われ、その祝賀行事を「真っ赤なTバック」で締めくくるという「暴挙?」に打って出た男が現れた。その名はオーブリー・ハフ。シティー・ボールの特設舞台の上で、いきなりはいていたジーンズに手をつっこみ「みんなに見せたいものがある」といいながら「真っ赤なTバック」を引っ張り出して、高く掲げてしまったから大変。

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 会場はほんの一瞬唖然とした空気が流れたが、すぐに拍手と大爆笑の渦で包まれた。ハフが登場する前、挨拶に立ったのはあのアーノルド・シュワルツネッガー州知事。相変わらずの人気で人々の注目を一手に集めていた。まちがいなくその日の「目玉」ゲストであったはずだ。だがハフの「暴挙?」のおかげで、さすがのターミネター知事もすっかり影が薄れてしまう結果となった。

 パレードの模様を伝えるその日のテレビニュースは案の定、ハフが掲げる「Tバッグ」が話題の中心で、もちろん翌日の新聞にも堂々、写真入りで伝えられていた。実は、筆者はシーズン後半からハフがこのTバックを毎日身につけているのを目撃していた。目撃というと、それを目で追っていたかのという誤解を招くかも知れないが、彼のほうから、視界に入らざるを得ない状況で記者の囲みに現れるのだ。しかもそれが「真っ赤」だから目立っていた。

 今季は打率、打点、HRともチーム内でトップの数字を残し、優勝の原動力となっただけに、必然的に試合後の囲みの回数も増えていた。ある時からそのTバックを身につけるようになっているのは知っていたが、男性記者でさえ「オー・マイ・ガー」と口走り苦笑していたほどで、女性である筆者にとっては目のやり場どころが、身のおきどころがないほどの状況に立たされることもあった。

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 ポストシーズンが始まり、彼の本塁打などでチームを勝利に導くと、クラブハウスでの記者の囲みでは、上半身はシャツを着ているものの、下半身はその真っ赤なTバックだけで現れたりもした。もちろん上半身だけしか写してはいないが、テレビカメラもまわっていて、今、その構図を振り返ってみただけでも、かなりキケンでスゴイ状況下での会見だったと思う。

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 あのTバックは何だったのか?それは彼の口から「実は、ずっとゲンを担いでいたんだ」と説明された。シーズン後半からそれを身につけゲンを担ぎ続けた結果、ついにWSを制することとなったいわば幸運のTバック。嬉しさのあまり、優勝報告の壇上でお披露目となったわけだが、あまりにも唐突で、刺激的で、強烈すぎる出来事だった。だがこのゲンかつぎのおかげでWSを勝ち抜けたとあらば、ハフにとっては「勝利のシンボル」。必然的にお祝いの舞台で祭り上げざるを得なかったのだろう。

写真上=優勝祝賀会会場となったサンフランシスコのシティー・ホール
写真中=祝賀会会場で挨拶するリンスカム、ウイルソン
写真下=会場に詰めかけたファン


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ガンちゃんのまいど!
鉄矢多美子(てつや・たみこ)
 福岡県に生まれる。成城大在学中から、硬式野球部のマネジャーを務めるかたわら、ウグイス嬢の道に。1977年にロッテ・オリオンズ球団(現在の千葉ロッテ・マリーンズ)に入社して、ウグイス嬢と広報担当を兼務。87年12月からフリーに。  野球のあるとこどこまでも、の精神で、日本国内はもとより、アメリカ大リーグをはじめ、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコなどに足繁く通う。将来は野球をモチーフにした一大スペクタル小説を書くのが夢。著書は「サミー・ソーサ 心はいつもホームラン」(集英社インターナショナル)、「もっとカゲキにプロ野球」(講談社)、「素顔の野茂英雄」(小学館)、「熱球伝説」(岩波書店)。

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