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2010年05月04日

第254幕 サンフランシスコに巻き起こったパンダブーム!

サンフランシスコ市内から空港に向かう高速道路脇に「PANDA」と書かれたオレンジの大看板がひときわ人目をひく。夜にはライトアップされ一層あざやかにその看板が浮かび上がり、しかも、そのパンダがジャイアンツのユニフォームを着て豪快にバットを振っているのだ。
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パンダハットをかぶって見せるサンドバル


 

 動物園の宣伝ではない。れっきとしたサンフランシスコ・ジャイアンツの宣伝広告看板なのだ。パンダと呼ばれるその主は三塁手のパブロ・サンドバル。そう言われれば「確かに!」とうなずきたくなるほどのパンダ体型。ストレッチの際など芝の上にゴロゴロころがりじゃれながら起き上がろうとしない。これにクマザサを持たせれば文句なしにパンダになる。
 しかもこのパンダ、一時はナ・リーグ首位打者になるなど打撃も絶好調。マイナーにいたパンダをジャイアンツが「発見」したのは08年8月。1ヶ月半ほどでメジャーのシーズンを終えると、昨年は押しも押されぬ中心打者として活躍し、初めてフルシーズンを送った。そして今年、開幕から1ヶ月で高打率(5月3日現在3割3分7厘)をたたき出し、看板選手としてチームを牽引しているのだ。
  超パンダ体型ではあるが、投手以外のすべてのポジションをこなし、しかもスイッチヒッターという器用さを併せ持っている。そればかりが「スイッチスロー(両手投げ)」でもある。2年前の開幕は1Aのサンノゼで迎え、2Aのコネチカットからコールアップされたのは、ほんの1年半ほど前のことだった。それが今やサンフランシスコを揺るがすほどのパンダブームを呼んでいるのだから驚きだ。
  市内を走る電車、バスにも「PANDA」広告が貼り付けられ、球場正面のウイリーメイズプラザの壁面には巨大なのぼりが貼られている。サンドバルのバブルヘッドが配布された4月24日には、球場を何周もの人が取り囲んだ。一番乗りは開場予定の7時間前から並ぶほどの人気だった。究極はパンダハット。球団公認グッズではなく道ばたで売られているバッタもんだが、入場前にこれを買ってパンダになりきって応援するというのが大流行だ。
  「こんなブームが起こるなんて1年半前にはとても考えられなかった」と感慨深そうなサンドバル。ファンに「パンダ!」と呼び捨てられることが多くなったが、本人もこの愛称がお気に入り。「いつまでもファンに愛されるパンダでいたい」と、今やすっかりなりきっている。


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パンダハットをかぶって来るのがファンの間で流行している


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ガンちゃんのまいど!
鉄矢多美子(てつや・たみこ)
 福岡県に生まれる。成城大在学中から、硬式野球部のマネジャーを務めるかたわら、ウグイス嬢の道に。1977年にロッテ・オリオンズ球団(現在の千葉ロッテ・マリーンズ)に入社して、ウグイス嬢と広報担当を兼務。87年12月からフリーに。  野球のあるとこどこまでも、の精神で、日本国内はもとより、アメリカ大リーグをはじめ、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコなどに足繁く通う。将来は野球をモチーフにした一大スペクタル小説を書くのが夢。著書は「サミー・ソーサ 心はいつもホームラン」(集英社インターナショナル)、「もっとカゲキにプロ野球」(講談社)、「素顔の野茂英雄」(小学館)、「熱球伝説」(岩波書店)。

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