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2010年12月23日

第275幕 ツインズ西岡の成功の鍵を握る3人のコーチ

 ツインズ西岡が誕生、無事入団会見を終えて帰国した。入団会見の会場には殿堂入りを果たしているポール・モリターもかけつけたという。21シーズンで3319安打を積み上げ、走攻守すべてに学ぶところが大きいモリターが、全面的なバックアップを約束したという。西岡にとってどれだけ心強かったことだろうか。

 ツインズの球場からほど近いセントポールで生まれ育ったモリターは、ミネソタ大出身で地元の大ヒーロー。15シーズンをブルワーズで、その後の3年をブルージェイズ、引退までの3シーズンをツインズでプレーしている。現役時代は俊足好打の切り込み隊長として活躍、盗塁も504を記録している。驚くのはツインズに移籍した96年に1シーズン自己最多の225安打を放っているが、何とこの時彼は40歳だった。

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 事前に西岡のビデオを見たというモリターだが、俊足好打の内野手、背格好もほぼ同じ、プレースタイルも自分と似ている点などを見て、より親近感を覚えたに違いない。ツインズの春キャンプでは、毎年臨時コーチとして内野守備走塁部門を受け持ち、熱心に指導している姿を目にするが、来年は西岡もこの「モリター教室」に参加し、メジャー仕様の流儀を学ぶことになる。

 もう1人はロッド・カルー。彼もまた通算3054安打を記録するなど走攻守揃った内野手として活躍し、殿堂入りを果たしている。ツインズで12シーズンプレーし、その間6度(生涯では7度)首位打者に輝くなどその打撃技術は職人技といわれるほどだ。彼もまた毎年臨時打撃コーチとして春キャンプに参加。妥協を許さない指導で選手たちのスキルアップに貢献している。ガッツ溢れる西岡と妥協を許さないカルー。彼らが対峙したとき、そこから生まれるものを想像しただけでも楽しくなってくる。

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 殿堂入りの2人に加え、このチームには西岡にとってもう1人心強い人物が存在していることを忘れてはならない。一塁ベースコーチのジェリー・ホワイトだ。ホワイトは1984年に西武、1985年に横浜でプレーした「日本野球」の経験者。チームの中では少なからず、日本人のメンタリティーが理解できる指導者としてバックアップしてくれるにちがいない。

 春キャンプで遭遇するモリター、カルー、ホワイト。この3人のコーチが、西岡がメジャーで成功を収めるための鍵を握っていると言っても過言ではない。

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写真上=春キャンプで守備走塁を担当するポール・モリター
写真中=春キャンプで打撃を担当するロッド・カルー
写真下=フロリダ州フォートマイヤーズのツインズキャンプ地、球場全景


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ガンちゃんのまいど!
鉄矢多美子(てつや・たみこ)
 福岡県に生まれる。成城大在学中から、硬式野球部のマネジャーを務めるかたわら、ウグイス嬢の道に。1977年にロッテ・オリオンズ球団(現在の千葉ロッテ・マリーンズ)に入社して、ウグイス嬢と広報担当を兼務。87年12月からフリーに。  野球のあるとこどこまでも、の精神で、日本国内はもとより、アメリカ大リーグをはじめ、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコなどに足繁く通う。将来は野球をモチーフにした一大スペクタル小説を書くのが夢。著書は「サミー・ソーサ 心はいつもホームラン」(集英社インターナショナル)、「もっとカゲキにプロ野球」(講談社)、「素顔の野茂英雄」(小学館)、「熱球伝説」(岩波書店)。

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