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渡辺史敏「from New York」のイメージ画像

渡辺史敏(わたなべ・ふみとし) 1964年生まれ。兵庫県出身。ニューヨーク在住。明大卒業後、科学雑誌出版社勤務を経て、95年フリーランスとして渡米。 現在はMLBをはじめ、NFL、サッカーなどの米プロスポーツと、IT分野で取材・執筆活動を行っている。 独自の視点で米国メディアの報道を分析、スポーツビジネスのレポートなどに定評がある。

ヤンキースが17歳投手と契約

14年1月30日 [08:43]

 最近の動向から実力分析、成績予想などヤンキース入りした田中将大投手をめぐる報道がアメリカでも続いている。それほどヤンキースはもちろんMLBにとって近年にない外国人選手との大型契約として注目されているのだ。

 そんななか田中とは別の意味でヤンキースが海外の選手を獲得したことが一部で話題となっている。30日付のニューヨーク・ポストなどがブランドン・ステンハウス投手と契約したことを報じたのだ。ステンハウス君は17歳、メルボルンに住むオーストラリア人である。

 ニューヨークの地元紙ニューヨーク・ポストやオーストラリアの新聞ヘラルド・サン電子版などの報道によればステンハウス君は同国ビクトリア州リーグ、チェルテンハム・ラスターズでプレーする右腕投手。首都キャンベラで開催されたU18の全国大会で150km近い速球を武器に好投し、ヤンキースを含むMLBスカウトたちの目にとまったのだという。ヤンキース以外に少なくとも1チームが獲得に動いていた模様だ。ヤンキースはここでも競り勝ったことになる。

 契約内容だが、数十万ドル台に達したようだ。さらに契約を結んだ27日、ヤンキースは奨学金とチーム帽を含むグッズ一式をステンハウス君に贈ったということである。

 ステンハウス君は今回の契約に「まだぼーっとしているよ。契約を結んだことにナーバスになっている。でも夢が叶った。こんなことになるとは思っても見なかったよ」と語ったとのことだ。ただステンハウス君は実はフィリーズでヤンキースは嫌いだったのだとか。それでも世界で一番有名なMLBチームとの契約はとてつもない喜びをもたらしたようである。

 今後のステンハウス君だが、4月にヤンキースがフロリダで開催する春季トレーニング・キャンプに2週間参加した後、高校修了資格をとるため故郷のメルボルンに戻る予定だということだ。その後はいよいよメジャーリーガーとなるための戦いに本格的身を投じることとなる。

 田中獲得がチームの柱となる即戦力の補強なら、ステンハウス君獲得は将来のエースを育てるための先行投資だ。その両方を実行できるのがMLBの各チームであり、なかでもヤンキースなのである。

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