日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2010年9月29日

渡辺俊が初の調整登板、西武を翻弄

 ロッテの10年目、渡辺俊投手(34)は9月20日西武戦(ロッテ浦和)で今季初の調整登板。

 9月15日ソフトバンク戦(千葉マリン)で先発し投球回2回、打者15、投球数64球、安打5、三振2、四死球4、失点6、自責点4で9月16日再調整で1軍抹消。この日の西武戦では最速123キロにカーブ、スライダー、シンカー等の変化球の制球力が良く、特にストレートで勝負し緩急つけたピッチングに西武打線はお手上げ状態。4回までが投球数50球でノーヒット、四球1、三振4。5回に5番石井義が5球目シンカーを中前打、6番黒瀬が遊ゴロ失で無死走者一、三塁となったが後続打者をピシャリと3人で抑えた。6回3番後藤に2球目ストレートを右前打。7回には7番米野に3球目ストレートを左翼二塁打。ネット裏では「もう少しフォームの安定が欲しい。他は文句ないピッチングだ。1軍は大丈夫でしょう」との評価。

 打線は1回渡辺正が先制5号2ラン、3、4回各1得点。6回には5番代打竹原が左中間二塁打、7番代打南が四球、8番里崎が左中間二塁打でダメ押しの2打点。打線の援護(6得点)もあり渡辺俊投手は投球数114球、打者29、投球回8回、安打3、四球1、三振6、失点0、自責点0で8回投げてマウンドを譲った。

 ロッテは優勝争いでこの日に勝って106試合、58勝45敗3引き分け、勝率5割6分3厘で巨人と同率首位だ。西武は105試合、35勝66敗4引き分け、勝率3割4分7厘。西武は9月19日巨人戦に6-7で負けてシーズン最多敗北65敗となり、イースタン・リーグ新記録(過去01年日本ハムの64敗)を更新し66敗目。行沢2軍監督は「勝ちながら若手を育てたい。選手達は成長しているのが嬉しい。最後まで全力を尽くします」と闘志健在。ロッテの高橋2軍監督は「負けられない事は選手達も知っている。我々も全力を尽くして戦います」と闘志を燃やす。緊張のある試合は面白い。

 ○…ロッテ、本拠地最終戦飾る。
 ロッテは9月21日西武戦(ロッテ浦和)で本拠地の最終戦。ロッテは4年ぶりの優勝の目標があるだけに「残り試合は全力」とロッテ高橋2軍監督は言う。

 この試合で1回に2番渡辺正が追い上げ弾の6号ソロ(中崎投手)。3回には9番新人の翔太(大嶺)が中崎投手の3球目ストレート(136キロ)を左翼に同点3号ソロ。翔太は「チャンスを大切にして勝利の役に立てばいい。これからです」と元気一杯。4回に服部投手が四球押し出しで逆転され2-3。ロッテはチャンスに強い。6回2死走者二、三塁で9月11日に戦力外通告された23年目の6番堀(41)が武隈投手の3球目カーブを逆転の左前打の2打点で4-3と逆転した。

 ネット裏では「翔太といい堀といい勝負強い性格だ。若い翔太は日毎に成長している。楽しみであり期待したい若手だ」と評価。ロッテは上野、服部、山本(勝利投手)、秋親、橋本(セーブ)の各投手のリレーで西武打線を6安打、3失点に抑えて9月23日巨人戦(市営大宮)でロッテは大一番(優勝)の戦いだ。ロッテ高橋2軍監督は「選手達は良い経験をしている。最後まで闘志を持って戦うでしょう。声援を送ってやって下さい」と選手達に感謝する。ロッテの大一番は近い。選手達も4年ぶり8度目の優勝に向かって全力を尽くすだろう。

 ○…ヤクルト最終戦飾れず。
 ヤクルトは9月24日西武戦(西武第2)で今シーズンの最終戦。興味深い出来事は猿渡2軍監督が試合前のノッカーを務めた。今シーズン私が観戦した試合で初めてのノックだった。外野、内野への打球には勢いがあり気配りのノックだ。最後の捕手への飛球も高く秋空に上げた。3番上田外野手は「やはり力があり打球に伸びがありいい練習が出来ましたよ」と笑顔。2軍監督交代の噂があるだけにサヨナラノックか?と脳裏をよぎった。若手教育の最適人格者だ。ある球団の監督も「どこの球団でも働けますよ」と話してくれた。野球界の常識人でもあり野球人だ。噂であって欲しいと願う。

 試合は8-8日没コールドゲーム(9回終了)。ヤクルト108試合、48勝55敗5引き分け、勝率4割6分6厘、5位。チーム打率2割7分7厘、チーム防御率4・74、本塁打57。(9月24日現在)

 ヤクルトでは4番麻生知央内野手(育成選手、日大国際関係学部、177センチ、83キロ、右投げ右打ち、23歳)が5打数3安打、二塁打1、本塁打1、打点2、三振1。3回1死後に岩尾投手の2球目ストレートを左翼に最終戦でプロ入り初本塁打ソロを4番で打った。麻生は「気合いが入った。チャンスを与えてくれた監督に感謝したい」と笑顔。今シーズンは30試合、打率2割7分9厘、本塁打1、打点8、盗塁1、四死球8、三振13、出塁率3割5分5厘。背番号114。09年育成2位入団。

 投手では新人の平井諒投手(19)が最速149キロにカーブ、スライダーが良く投球回5回、打者26、安打9、四死球2、三振10、失点6、自責点6だが攻撃的なピッチングには魅力がある。注目の若手だ。

 ○…湘南、最終戦飾れず。
 9月25日巨人-湘南戦(ジャイアンツ球場)は共に今季の最終戦。巨人は1、6回2死後に3番大田が1回右前打、3回四球で出塁後に4番長野が1回高崎投手の5球目ストレート(143キロ)を右中間二塁打で先制点。6回には杉原投手の初球ストレート(135キロ)を右中間にこの日2本目の二塁打。3番大田が2得点、4番長野が2打点。投手では笠原投手の力投(4回1失点)で最終戦を飾った。岡崎2軍監督は「優勝をファンに見せられず残念でした。来季はここ一番に強い若手を育成します。若手も着々と成長しているので楽しみにして下さい」と来季に向かっている。

 湘南は田代2軍監督の退団が決まっているので勝利で監督を送り出そうと選手達は攻走守に頑張った。7番高森は「ヒットを打ちたかったが3打席ノーヒット。監督に活躍を見せられず残念でした。来季30本を目標に1軍を狙います」と笑顔で監督を送り出した。佐伯選手は7回代打出場しリン・イーハウ投手から二ゴロ、9回2死走者一、二塁の場面でロメロ投手の6球目を打って一ゴロでゲームセット。野口選手も9回代打でロメロ投手の2球目を左前打して野球生活を飾った。去っていく人にスタンドのファンから温かい拍手が送られた。去っていく選手達の第二の人生に幸多かれと祈りたい。

 巨人、108試合、59勝47敗2引き分け、勝率5割5分7厘、チーム打率2割7分2厘、チーム防御率3・45、本塁打104。
 湘南、108試合、56勝47敗5引き分け、勝率5割4分4厘、チーム打率2割7分5厘、チーム防御率4・07、本塁打104。

 ○…西武最終戦を飾る。
 9月26日楽天戦(西武第2)で西武は今シーズンの全日程を終了した。西武は8回に5-5の同点とされたが、その裏に高堀投手から1死満塁で4番坂田が押し出し四球で決勝点の6点目で逆転。9回にはグラマン投手が登板し最速146キロにスライダー、チェンジアップ等を投げ、楽天打線の1番中島から6番小坂までの6打者に投げ、2死満塁のピンチもあったが、6番小坂を4球目を一ゴロに打ち取り6-5で最終戦を飾った。108試合、36勝67敗5引き分け、勝率3割5分(9月26日現在)。

 行沢2軍監督は「選手達はよく頑張った。坂田、浅村、石川、斉藤等の各選手は1軍でも活躍してくれた。来季も若手選手の活躍に期待したい。福島ファームディレクターは「色々ありました。この1年間を反省し新しい気持ちで反省と前進を忘れずこれから頑張って行きたいと思います。若手選手の活躍に期待して下さい」。

 ※この1年間、御愛読を心から感謝致します。若手選手達の活躍、そしてベテラン選手達の練習方法、いろいろと勉強になりました。これから若手選手の時代になります。楽しみな若手もおり、これから活躍する選手も出てきます。温かい目で若手選手達に御声援をよろしくお願いいたします。この1年間本当に御愛読、心から感謝致します。
 2010年9月27日河野祥一郎。


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

最近のエントリー




野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 河野祥一郎「今週のイチ押し!」

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです