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2010年9月13日

巨人藤村「ケガはケガで治す」

 「ケガに強くなれ」「ケガはケガで治す」。将来の巨人の2番候補、藤村大介内野手(21)の信条だ。

 俊足巧打で首脳陣にアピールだ。昨年のイースタン・リーグでの成績は64試合、打率2割7分6厘、本塁打0、打点9、盗塁10、出塁率3割2分1厘。守備面では二塁手42試合、失策9、遊撃手18試合、失策3の成績だが、この年は2年目でケガに泣いた(左足肉離れ)。

 「内野手は難しいからやりがいがある」と言う。常に打球は自分の所へ来ると思い、手で捕らず足で捕ることだ。守備で大切なのは球際の強さだ。打者の欠点、長所や打つクセの勉強で頭を使う。確実さが大切だ。守備面での練習はファンに見せる所がある。課題は「打撃面の成長」だろう。

 開幕戦3月20日西武戦(ジャイアンツ球場)で「2番二塁」で先発し第1打席は許銘傑投手に3球三振でスタートし、4回の3打席目脚力を生かし一ゴロ内野安打。6回1死一塁の4打席目は粘って右前打で打点1を記録。開幕戦勝利に貢献した。

 開幕から37試合目の5月29日ロッテ戦(ロッテ浦和)で「2番二塁」で先発し1回左前打(香月投手)、6回中前打(黒滝投手)、8回投手内野安打(服部投手)から今季初の3安打の固め打ちで5打数3安打2盗塁。6月に入ると攻守にも精彩が見られ、6月3日ヤクルト戦で今季2度目の3安打で通算打率2割7分7厘とアップだ。

 6月18日対ロッテ戦から6月29日湘南戦までに今季最多の7試合連続安打(この間の打率4割8分5厘、打点3)。6月22日西武戦(ジャイアンツ球場)で「2番遊撃」で先発し岩尾投手から1回右前打、2回左線三塁打、藤原投手から5回左前打、上原投手から8回に左前打し5打数4安打のプロ入り初の固め打ち。6月29日湘南戦でも「1番遊撃」で先発し3回左前打、5回中前打(いずれも桑原謙投手)、7回左前打(高宮投手)、8回中前打(加藤投手)の2度目の4安打。岡崎2軍監督は「2番打者のタイプだ。器用で脚力もある。練習を重ねて1軍に向かってアピールして欲しい。ケガには注意だ」とアドバイス。勝呂内野守備走塁コーチは「スピード感がある。打球のハンドリングも良い。状況判断を常に頭の中に入れることだ。着々と成長しているので注目して欲しい若手だ」と期待する。ネット裏では「今はケガで出場してないが攻走守にバランスがあり内野手の基本プレーがしっかりしている。遊撃手と二塁手の併殺コンビは勝利に大きい影響を与えるから2人は精神的に良く結びあっていることだよ」とアドバイス。

 前半戦は66試合、打率2割5分7厘(打撃27位)、本塁打0、打点9、盗塁12、出塁率2割9分7厘。守備面では二塁手37試合、失策4、守備率9割6分8厘(3位)だっただけに後半戦は首脳陣の期待感があった。

 7月27日後半戦の第1戦の西武戦(西武第2)で「1番遊撃」で先発し1回中前打、2回左前打を武隈投手から連打しスタート。

 8月に入ると強い所を見せた。8月1日日本ハム戦で土屋投手から左前打、中前打。7回には植村投手から遊撃内野安打の3安打。8月6日ヤクルト戦でも一場投手から2安打、岡本投手から8回に左前打し2試合連続3安打。

 8月9日ロッテ戦(4打数3安打)から8月21日楽天戦の間、今季2度目の7試合連続安打(この間打率4割6分4厘)で「夏場の男」を発揮していたが「好事魔多し」ではないが8月下旬に足をケガし8月26日ヤクルト戦から欠場。

 9月12日現在、84試合、打率2割8分2厘、本塁打0、打点11、盗塁17、出塁率3割1分8厘。守備面では二塁手38試合、失策4、守備率9割6分9厘、遊撃手45試合、失策2、守備率9割9分。小柄だが一級品の素材だけに注目したい。

 ◆藤村大介(ふじむら・だいすけ)1989年(平元)7月25日生まれ、熊本県出身。173センチ。70キロ。右投げ左打ち。熊本工から07年高校ドラフト1位で入団。1軍出場なし。イースタンでの昨年までの試合は102試合、打率2割8分6厘、本塁打0、打点15、盗塁13(盗塁成功率53・8%)、四死球16、三振41。高校通算打率4割以上、本塁打0、打順1番、遊撃手。2年生の時からレギュラーとなり05年夏、06年夏、07年春に甲子園出場。遠投105メートル、本塁から一塁までの走力タイム3・75秒。目標の選手は「巨人の坂本勇人内野手です」と闘志を燃やす。好きな言葉は「努力」。野球へのきっかけは「父(寿成さん)の影響が大きいですね」と言う。野球で感謝したい人は「両親の励ましが嬉しかった。元気をくれたことに感謝しています。早く1軍で働ければ必ず東京ドームに呼びユニホーム姿を見せたい」。1軍で初安打、対戦したい投手は「日本ハムのダルビッシュ投手ですかね。早く対戦出来るよう頑張ります」。1軍で盗塁してみたい捕手は「阪神の城島健司捕手から盗塁を記録したい」。一番大きいケガは「2年前の左足の肉離れです」。ニックネームは「フジ」。好きな食べ物は「馬刺し」。血液型AB。俊足巧打で1軍入りを着々と狙っている背番号54は期待が出来る。

 ○…やっと出た20号だった。9月7日日本ハム戦(ジャイアンツ球場)で「3番一塁」で先発した巨人大田泰示選手(20)は第1打席(1回1死一塁)で八木投手の2球目チェンジアップ(123キロ)を右中間三塁打の先制打点でリズムに乗った。2打席目(3回1死)も八木投手と対戦し5球目ストレート(136キロ)を左翼ネットに当たる待望の20号ソロ。ベース1周も快走だった。3打席目(5回1死)は木下投手と対戦し、6球目ストレートを右前打しサイクル安打に期待がかかる。3連打にネット裏では「汗を流した1発だ。ポイントもしっかりしている。これから調子を上げて頑張るでしょう」と評価。4打席目(7回1死二塁)に二塁打への期待がかかったが金森投手の3球目ストレートを打って遊ゴロ。大田は「思い切ってスイングをした。チームの勝利につながるホームランを打ちたい。本塁打王争いも頑張りますよ」と笑顔。9月10日日本ハム戦では「3番一塁」で先発し1回から4連打、四球、三振でこの日は5打数4安打、3得点、打点1、盗塁1、四球1、三振1。大田は「思い切ってスイングが出来る。打率稼ぎにシャープでポイントを大切にして残り試合は全力でプレーです」と明るい。

 ○…巨人の核弾頭、2年目の橋本到外野手(20)のシュアな打撃が光る。荒井2軍打撃コーチは「シャープな力強い打撃が良い。将来は楽しみだね」と期待する。172センチ、70キロ、右投げ左打ちの小柄だが9月2日ロッテ戦で「1番中堅」で先発し4回無死満塁で山室投手の5球目ストレートを右翼に逆転満塁弾の7号。橋本は「体調は良い。チームも優勝争いをしているので勝利に貢献する攻守を見せたい。頑張りますので応援よろしくお願いします」と元気だ。最近5試合を3、1、3、3、2安打の22打数12安打、7打点の打率5割4分5厘。ネット裏では「内野手でも練習すれば良いのになぁ!!面白いかも知れない」との声がチラホラと聞こえる。俊足巧打の若手選手だけに注目度が高い。9月9日日本ハム戦でも「1番中堅」で先発し運天投手から左中間二塁打(2回)、左前打(3回)、左前打(4回)の3連打でこの日は4打数3安打、得点4、打点1、四死球2と勝利のリードオフマン振りを発揮。9月9日現在、通算打撃は77試合、打率3割2厘、本塁打8、打点43、盗塁5、出塁率3割3分6厘と活躍し打撃6位に入った。9月10日日本ハム戦でも「1番中堅」で先発し1回カーライル投手の2球目カットボール(137キロ)を初回先頭打者本塁打の9号ソロ。この日は4打数3安打、得点5、本塁打1、打点2、犠打1、四球1でチーム55勝41敗2引き分け、勝率5割7分3厘で首位を快走する原動力になっている。益々目が離せない核弾頭だ。

 ○…日本ハムの6年目、鵜久森淳志外野手(23)の打撃が好調だ。9月は3日ヤクルト戦4打-1安、4日ヤクルト戦5打-2安-1点、5日ヤクルト戦4打-0安。7日巨人戦4打-2安-1点、9日巨人戦5打-3安-3点(本塁打1)、10日巨人戦5打-3安-3点。この間打率4割2分9厘、本塁打1、打点9で日本ハムの「4番の座」を守る。9月10日現在、52試合、打率3割5分3厘、本塁打9、打点49、盗塁2、長打率5割5分1厘、出塁率3割9分4厘。守備面では一塁手14試合、失策2。外野手26試合、失策0。前日本ハムの水上2軍監督は「1軍で働ける選手だね。成長している」と評価。鵜久森は「チャンスを大切にして頑張るだけです。体調も良い。チームの勝利に頑張りますので応援よろしく」と笑顔。

 ○…9月12日ロッテ-楽天戦はイースタン・リーグで10年ぶりのダブルヘッダーが行われた。首位を追う楽天は第1試合、仁村2軍監督が今季初の三塁コーチャーボックスに立って陣頭指揮をとったが、ロッテが9回に2死満塁で4番遊撃手の細谷が右翼越えのサヨナラ安打で6-5で勝利。高橋2軍監督は「選手達は頑張っている。競争のある試合をすればいい」と笑顔。第2試合もロッテに勢いがあった。上野投手の好投。打線も6回細谷が逆転の口火。7番中堅手ムニスが松本投手の4球目スライダーを逆転の中前打。この回4安打で3得点。7回には細谷、金沢の連続ソロホーマーで2得点。8回にも2番渡辺正のダメ押し中前打で1得点。7-1でロッテ連勝。楽天は2連敗したが西ファームディレクター兼プロスカウトは「最後まで戦いますよ。巨人を追います」と元気。


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河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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