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2010年9月07日

西武3年目斉藤が着々と成長

 「勝とうと思う努力が大切」。着々と成長しているのは西武3年目、斉藤彰吾外野手(21)だ。

 昨年イースタン・リーグの成績は85試合、打率1割4分6厘、本塁打2、打点11、盗塁5、長打率2割3分、出塁率2割2分9厘で練習と反省の毎日だった。斉藤の今年の目標は「1軍の挑戦だ。自分で納得する努力だ」と決心。行沢2軍監督は「攻走守に成長した。夜間練習も1時間30分と報告されている。素材が良いだけにもっと成長する若手」と評価。

 春季教育リーグ、3月3日日本ハム戦の開幕戦に「1番右翼」で先発出場。1回増井投手から3球三振(フォークボール)が今年の第1歩。9回2死一塁で豊島投手の5球目を左前安打が今季スタートの初安打。この日は4打数1安打、死球1、三振2。斉藤は「教育リーグでは攻走守に自信がついた。3年目の意識が強かった」と振り返る。3月20日イースタン・リーグの開幕巨人戦では「6番右翼」で先発したが笠原投手に中飛、二併、空振り三振、上野投手に二ゴロで開幕戦は4打数ノーヒット。翌日の巨人戦でも「7番右翼」で先発し2回1打席目5球目を中前打、3回2打席目1死一、三塁で2球目を右中間二塁打で勝利を決める2打点を尾藤投手から記録。9回5打席目に小野投手から3球目を右線二塁打し、この日は5打数3安打、打点2、三振1で今季初の猛打賞。斉藤は「気持ちが楽になり頑張るぞ」とやる気が出た。

 4月10日湘南戦は途中出場で9回無死一塁で泰投手の初球ストレートを右翼に今季1号3ラン。5月の声を聞くと体調も良い。7試合連続安打を含み5月1日日本ハム戦で「2番中堅」で4回矢貫投手の3球目を右翼に4号ソロ、8回1死二塁で加藤武投手の4球目を中越えの5号2ラン。5月19日楽天戦で「7番右翼」で先発し、7回4打席目2死満塁で高堀投手の5球目ストレートを左中間に満塁7号。斉藤は「1試合2ホーマー、満塁弾は初めての経験です。ボールをしっかり見て思い切ってスイングした結果」と言う。

 5月26日幸運の知らせだ。野手強化で1軍初の登録になった。斉藤は「本当に良い勉強になりました。1軍で通用する心技体を鍛えます。もう一度1軍に挑戦です」と気合いを入れる。

 6月24日1軍登録抹消。前半戦を55試合、打率2割6分8厘(打撃20位)、本塁打8、打点22、盗塁6、長打率4割4分9厘、出塁率3割9厘、60%の33試合に安打を記録。守備面では外野手52試合、失策3、守備率9割7分2厘(守備成績17位)。斉藤は「自分に負けないように頑張るだけです」と後半戦のスタート。

 後半戦の2戦目7月28日巨人戦で「9番中堅」で先発し4回2死一塁で土本投手の4球目ストレート(137キロ)を右翼に駄目押しの9号2ラン。6回無死満塁で土本投手の2球目ストレートを右前打の2打点とこの試合4打数2安打、本塁打1、打点4と今季2度目の最多打点で勝利に貢献だ。

 夏場にも強い。8月12日日本ハム戦の1回無死三塁で増井投手の4球目を中前打、打点1を記録して以来12試合連続安打の自己新。8月14日湘南戦で4打数4安打、打点2と初の4安打。8月21日ヤクルト戦で「2番右翼」で先発し、6回無死一塁で高木投手の2球目フォークボールを自己初の10号2ラン。8月31日日本ハム戦で八木投手に二ゴロ、一ゴロ、中飛に抑えられ12試合連続安打はストップした。田辺2軍打撃コーチは「打撃フォームをチェックだ」、行沢2軍監督は「努力と練習。1軍への挑戦を大切にしろ!!」とアドバイス。

 9月4日現在、80試合、打率2割8分3厘、本塁打10、打点37、盗塁13、四死球22、三振73、長打率4割4分4厘、出塁率3割3分。外野手75試合、失策4。期待が出来る背番号65だ。

 ◆斉藤彰吾(さいとう・しょうご)1989年(平元)5月14日生まれ、埼玉県出身。春日部共栄から07年高校生ドラフト7位で入団。高校時代の通算打率4割2分以上、本塁打52本、打順4番、守備位置は中堅手。1年夏には「8番左翼」で甲子園に出場したが初戦で敗退。思い出に残る試合は「1年生の時、埼玉県の決勝戦が感動した」。野球へのきっかけは「友達の影響が大きいと思う」。野球で感謝したい人は「両親(父重美さん、母有為子さん)の励ましが大きい原動力になった」。5月26日初の1軍登録されて5月26日阪神戦(甲子園)で7回代打三振した時は「観衆が4万以上で緊張したがファンの声援が嬉しかった。良い勉強になり自信につながった」。1軍で対戦した時ホームランを打ちたい投手は「実現したいのは日本ハムのダルビッシュ投手です。練習に励みます」。将来1軍で何番を打ち、どこのポジションを守りたいか「3番で右翼手が良い」。6月24日1軍登録を抹消。1軍で10試合、6打数ノーヒット、打点0、盗塁1、四死球0、三振5、打率0割0分0厘。目標の選手は「日本ハムの稲葉篤紀外野手(38)の勝負強さと守備面が参考になる」。好きな言葉は「心」。遠投115メートル。本塁から一塁までの走力タイム3・86秒。好きな食べ物は「焼き肉が大好物」。ニックネームは「しょうご」。血液型O。地元埼玉の期待の若手。

 ○…日本ハムは8月17日ロッテ戦から同25日楽天戦まで今季最多の8連敗。徳田2軍バッテリーコーチは試合前に「8連敗は考えていなかった。野球は難しいですね。選手達も元気ですから今日は頑張ります」と語ってくれた。ネット裏では「ケガ、故障選手も多かったと聞く。若手も成長しているよ」と評価。8月31日西武戦で日本ハム打線は元気だった。1回4安打で4連続得点、2回も4安打で4連続得点と前半で8得点。7回2得点しここまでチームは16安打で3番佐藤だけがノーヒットだったが、9回2死一塁で岩崎投手の初球スライダーを右中間に6号2ランを打ち、これで先発全員安打の17安打で12得点。12-1で勝ち8連敗がストップした。この日3番尾崎の打撃が好調だった。ネット裏で高い評価。低目の変化球を上手に中前に3安打。この日は6打数3安打、3打点、三振1。尾崎は「球が良く見えて変化球のタイミングも良い。体調に気を付けてチャンスを大切にしたい」と笑顔だ。

 ○…巨人は9月1日ロッテ戦で首位を追う3位のロッテに5-4で辛勝。巨人の先発は8月25日ヤクルト戦で初完封勝利を飾った斎藤投手。この日の斎藤投手は最速141キロにカットボール、カーブ、スライダー等を投げロッテ打線を7回まで1回角中の中越え三塁打1本(暴投で失点1)に抑える好投。2試合連続完投勝利の夢があったが、8回に細谷、金沢に連打、翔太に四球で2死満塁で1番角中に6球目カットボールを走者一掃の中前二塁打されて3失点。同点の走者を置いて熱投の斎藤投手は2番青野と勝負し5球目フォークボールで空振り三振に抑え、5-4となったところで9回に上野投手にマウンドを譲った。この日の投球内容は投球数117、打者29、投球回8、安打4、四球2、三振8、失点4、自責点4で8試合3勝1敗。ネット裏では攻撃的なピッチングがいい。制球力もあり腕の振りも良い。競争相手が多い事は刺激になる。チームの勝負もあり交代したが良い経験をしている。注目していきたい若手投手だ」と評価。

 ○…巨人2年目、橋本到外野手(20)は9月2日ロッテ戦で「1番中堅」で先発出場し5回無死満塁で山室投手の5球目ストレートを右翼に逆転満塁の7号本塁打。優勝を狙う巨人にとって大きい1発だった。ベースを1周する橋本もガッツポーズでチームは勢いづいた。ネット裏では「勝負強く練習の成果が出た1発だね。着々と攻走守に成長している若手だ。将来の1番候補だね」と評価。試合は6-5で巨人が勝って93試合53勝38敗2引分け、勝率5割8分2厘で首位。橋本はこの日、5打数2安打、本塁打1、打点4、盗塁1、三振1。巨人にマジック13が点灯した。

 ○…湘南の新人、筒香嘉智内野手(18)は9月4日巨人戦で「4番三塁」で先発し、3回1死から福田投手の2球目カットボール(139キロ)を右中間に22号ソロの反撃の1発。2死後から内藤、大西が連続出塁し8番高森が福田投手の6球目ストレート(144キロ)を同点の右前打。7回1死二塁で6番内藤が中里投手の5球目ストレート(140キロ)を逆転の右中間二塁打し、代打野口も左翼越えの二塁打で一挙2得点。8回にも1得点し7-4の逆転勝ちで巨人のM13を消した。反撃の本塁打を放った筒香は9月4日現在、本塁打22本(1位)、打点79(1位)、打率2割8分5厘(12位)と新人離れしたパワーと勝負強さを発揮。ネット裏では「新人としてのバットスイングの速さは1軍並みだ。新人としての最多本塁打だろうが2位巨人の大田選手19本に3本差ですか。2人の競争は最後まで続くだろうが新人離れしたパワーは楽しみだ」との声も。9月5日巨人戦で「4番三塁」で先発し、この日5打数4安打、二塁打1、打点2で1回に先制打点、5回右前打、6回2死一、二塁で左前打のダメ押し打の打点1。8回には土本投手の2球目ストレート(147キロ)を左翼越えの二塁打でこの日プロ入り初の4安打を記録し、着々と成長している筒香選手にスタンドの観衆の拍手が多かった。湘南は8月28日ヤクルト戦から9月5日巨人戦まで7連勝と投打のバランスが取れていた。


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河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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