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2010年4月13日

日本ハム杉谷、目標の選手は故木村拓コーチ

 「若い時の苦労は買ってでもしますよ」と元気に笑う日本ハム杉谷拳士選手(19)だ。

 2年目、173センチ、72キロ。右投げ左右打ちの小柄だが全試合にリードオフマンぶりを発揮している。

 「今年の自主トレではロッテの大松選手らにお世話になりヒジの使い方を教えてもらいました」。そして田中幸2軍打撃コーチには腕の使い方を教えてもらいキャンプに参加した。今年の目標は「3割30盗塁」でチームに貢献が課題。打撃、守備練習でも声を出し野球大好きな若手。

 イースタン・リーグ開幕から攻走守に好調。3月20日ロッテ戦の開幕戦で「1番三塁」で先発出場。川越から3回5球目スライダーを中越え三塁打の初ヒット。5回3球目ストレートを遊撃内野安打。7回阿部の2球目ストレートを中前打し二盗に成功と開幕戦5打数3安打1盗塁と好スタートだ。開幕ロッテ3連戦を14打数5安打、打率3割5分7厘。杉谷は「リズムに乗れた。チャンスと大切にして全員と競争だと思った」と言う。

 3月の9試合で7試合に安打を記録(2安打以上5試合)し37打数13安打、本塁打0、打点3の打率3割5分1厘。チームの月間MVPに選出された。杉谷は「1番内野手で出場だったので打撃より守備面に神経を使い、打率は気になりませんでしたよ」と振り返る。シャープなスイング。選球眼がよく集中力がある。練習好きだ。毎晩500本位はバットを振る。

 4月10日ロッテ戦では今季初の2番を打った。2回2死三塁で那須野の7球目ストレート(135キロ)を同点打となる中前打(右打ち)。これで10試合連続安打と好調。4月に入っても4日ヤクルト戦では8回に山田から2球目ストレートを右翼に今季1号ソロ。杉谷は「タイミングはピッタリだった」と満面の笑み。

 4月11日ロッテ戦では植松に遊ゴロ、右飛、二飛と3打席ストレートを振り切れなかった。7回1死一塁では植松の6球目ストレートを中越え二塁打し、打点1のダメ押し打でチームが3連勝で首位を守る勝負強さを見せた。杉谷は「チームにとって必要な選手だと1軍でも認められるよう頑張ります」と力強い。

 3月27日楽天戦で3回藤原から右前打、6回藤原から左線二塁打して4打数2安打して以来、11試合連続安打(この間、46打数17安打、打点6、打率3割7分)と首位争いのリードオフマンだ。守備面では二塁手、三塁手、外野手を守っている。五十嵐2軍監督は「脚力もあるので外野手も経験させる」と言う。杉谷は「どこでも守れる万能選手も良いですね。苦になりません」と笑う。確実性のある捕球、送球が課題。二塁手8試合、失策1。守備率9割6分7厘。「打球を恐れない。積極的なプレーで投手に信頼される事だ」とネット裏の声。

 4月11日現在、15試合、打率3割6分1厘、本塁打1、打点6、盗塁4、長打率5割2分5厘。現在11試合連続安打で打撃15傑に顔を出している。注目したい若手選手。

 ◆杉谷拳士(すぎや・けんし)1991年(平3)2月4日生まれ。19歳。2年目。173センチ。72キロ。右投げ両打ち。東京都出身。帝京から08年ドラフト6位入団。06年夏、07年春夏に甲子園出場。中学時代は投手で3番。高校時代の通算打率4割以上、本塁打35本、打順は1、3番。好きな言葉は「自信と努力」。目標の選手は「巨人の内野守備走塁コーチだった故木村拓也氏(日本ハム-巨人)です。ご冥福をお祈りいたします。1軍での守備を天国から見て欲しい」と言う。遠投105メートル。本塁から一塁までの走力タイムは4・05秒。感謝したい人は「両親」。入団した時に「父(満さん=元日本フェザー級チャンピオン)、母(真寿美さん)に契約金で軽自動車をプレゼントした」と言う。昨年ファームの成績は72試合、打率2割6分9厘、本塁打1、打点12、盗塁4、出塁率3割4厘。1軍出場無し。帝京高の先輩、森本稀哲選手(日本ハム)は「練習好きな選手です。ファームで力をつけてほしい」と期待。杉谷は「森本1番、杉谷2番の打順が僕の夢です」と言う。好きな食べ物「チーズケーキ」。ニックネーム「ケンシ」。血液型O。思い出に残る試合「高校1年生の夏の甲子園大会で智弁和歌山高戦で1球敗戦投手になった事」と笑う。背番号61に注目したい。

 ○…首位争いは湘南が先勝。4月6日の日本ハム-湘南戦(鎌ケ谷)は湘南打線が爆発し先発全員安打を含む16安打(本塁打4本)で9-0で圧勝。中でも森笠が今季初の1号ソロを含む4安打3打点と活躍を見せれば新人の4番三塁手、筒香が8回先頭打者で菊地の5球目ストレート(135キロ)を右翼席に今季3号ソロ。ネット裏では「パワーが違う。高校生離れをしている。大事に育って欲しい。将来のプロ野球を背負って欲しい」と評価。

 ○…首位争いの第2ラウンド。4月7日の日本ハム-湘南戦(鎌ケ谷)は日本ハムが一発攻勢で1勝1敗。1-1の同点で6回裏日本ハムは1死二、三塁で尾崎が高崎の2球目スライダーを左翼席に逆転1号3ラン。鵜久森が7回、1死一、三塁で篠原の3球目スライダーを左中間にダメ押し4号3ランし湘南に勝利した。尾崎はこの日4打数3安打、本塁打1、打点3で3安打は今季初。投手では2年目の土屋が今季2度目の先発で2安打1失点の好投を見せた。この日の最速は138キロだったがスライダー、シュート、カーブの切れもよく腕も良く振れていた。勝利投手は逃したが投球数91、打者26、投球回5、安打6、四球3、三振3、失点1、自責点0に「打線に感謝です。敗戦投手にならずチームのために少しでも役立てれば最高。次に頑張ります」と元気いっぱい。

 ○…ヤクルト高市俊投手(25)は4月8日巨人戦で今季4度目の登板(先発3試合目)で初勝利を狙ったが3回無死満塁で橋本に中犠飛を許し1失点。5回まで投球数62、安打3、1失点と好投を見せていたが7回1死後に太田、円谷の両選手に続々二塁打され1失点。2死後に走者を置いて降板したが、この日の最速140キロにツーシーム、カーブ、スライダーの変化球にも制球力がありストライクを取る幅が出来た。この日の投球数104、打者26、投球回6回2/3、安打7、四死球1、三振3、失点3、自責3。ネット裏では「初勝利も近い。昨年とは違う」との声。

 ○…日本ハムがサヨナラ勝ちで首位に立った。4月10日ロッテ戦、5-6で迎えた9回裏に敵失などで同点とし、最後は大平がサヨナラ適時打。「粘っている間にタイミングが合った。チームの勝利に役立った」と笑顔。大平は4月10日現在、14試合、48打数16安打、本塁打0、打点2、打率3割3分3厘、長打率3割7分5厘。


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河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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