2009年6月16日
日本ハム土屋、成瀬タイプのサウスポー
投手は打者に対して挑戦的で攻撃的なピッチングが求められる。バランス、リズム、タイミングも要求される。日本ハムの新人、土屋健二投手(18)は投手として大切なものを見につけている。
各チームの編成部は「打者には球の出所が分からない。スピードは140キロだが変化球の切れが良く打者は戸惑う。課題は1軍で通用する体作り。ロッテの成瀬投手のタイプだね」と評価。
勝負球はカーブ、スライダー、チェンジアップで制球が良く緩急のあるピッチングでストライクゾーンを上手に使う。技巧派投手だ。イースタン・リーグでの初登板は3月22日湘南戦。1番梶谷右飛、2番北遊ゴロ、3番下園三邪飛と1回を投球数15球で抑えた。初の被安打は2回2死から6番関口に2球目を二塁内野安打。それでも動じず7番桑原義を右飛。5回まで投球数71球、打者21、安打3、四死球1、三振1の無失点で初勝利の権利を得た。6回3者連続三振。7回にもマウンドに向かった。先頭打者の桑原義を四球。2死後に1、2番に連続安打で1失点を許し3番下園に初球ストレートを右翼席に逆転の3ランで初登板で黒星。土屋は「調子が良かったのでもう1回と欲が出た。チームに迷惑を掛けましたが良い勉強をさせて貰った。次には頑張ります」と反省。
初勝利は2試合目の4月2日西武戦。この日は気合十分だった。1回1番黒瀬、2番大崎、3番高山そして2回4番三浦を4者連続三振でスタートと好投。3回2死からも4連続三振と攻めのピッチングに編成部は「この調子で投げれば1軍へのチャンス十分だ」と認める。この日は投球数96球、打者20、投球回6回、安打1、四球1、三振9の無失点で嬉しい初勝利。土屋は「両親に初勝利を報告しました。嬉しくて打者に感謝です」と笑顔。
4月12日西武戦、5月4日ヤクルト戦、5月10日楽天戦で先発勝利。6月12日巨人戦で登板の予定だったが前日降雨中止となり登板はずれ込みとなった。土屋は「調子は良いので走り込んで下半身の強化といろいろと勉強する事は多いです。チャンスを大切にしてチームに迷惑を掛けないよう頑張りますので応援よろしくお願いします」。次回の登板が楽しみな若手投手の1人だ。
6月15日現在、8試合、4勝3敗、打者183、投球回44、安打39、本塁打6、四死球10、三振41、失点20、自責点20、防御率4・09。1試合投球数92・6球、被安打率2割2分9厘、奪三振率8・4個。
◆土屋健二(つちや・けんじ)1990年(平2)10月4日生まれ。179センチ。74キロ。左投げ左打ち。08年ドラフト4位。静岡県出身。横浜高卒。目標の投手は「ソフトバンクの杉内俊投手で制球力のあるストレートが好きだ」と言う。好きな言葉は「やったるぜ!!」。高校時代は通算30勝以上で打撃面でも通算打率3割3分以上。本塁打30本。土屋は「投手か打者か将来を考えた。自分で結論を決めて投手で日本ハムにお世話になりました。打者としての貴重な経験は大切にしています」と言う。1軍で対戦したい打者は「西武のおかわり選手(中村剛也内野手)と勝負したいですね」と目を輝かせる。プロに入団した時の気持ちは「まず力と付けて実績を作り有名な投手になりたいと思った」と言う。フレッシュ球宴には「伯母ちゃん、母の房代さん、父の光男さんを呼んであげたい。第1球はストレートです。MVPを狙って家族にプレゼントの品物を買いたい」と笑う。苦手な打者は「思い切ってスイングする打者です。そのために制球力を身につけたい」と話した。
○…ロッテの5年目、手嶌智投手(27)が6月9日の日本ハム戦で好投した。今季2度目の救援登板だったが、最速140キロにカーブ、フォーク、スライダーの変化球も低めに集まりピッチングにもリズムがあった。緩急もありネット裏では「ナイスピッチング」の声が聞かれた。昨年はイースタン・リーグで18試合、1勝7敗、78回2/3回、失点44、自責点34、防御率3・89(8位)で不本意な内容だった。故障にも泣いたがこの日の投球は自信にあふれたピッチングで期待が出来る。内容は投球数66球、打者17、投球回5回、安打3、三振3の無四球、無失点で6回から8回まで打者9人を投球数26球で抑えた。関係者は「100点満点のピッチングだ。5年目だから1軍で働く事だね。チャンスを大切にして思い切って投げることだ」とアドバイス。荘2軍投手コーチも「良いピッチングだったね。85点以上だよ。楽しみになってきた」と期待だ。
○…フレッシュオールスターに2度目選出されたロッテの4年目、細谷圭内野手(21)は攻守にセンスを発揮。6月10日の日本ハム戦に「4番遊撃」で出場。1回2死一塁で植松の3球目ストレート(141キロ)を右中間へ適時二塁打。勝負強い打撃を見せた。5回2死二塁でも植松の初球ストレートをダメ押しの中前打。7回にも藤井から左前打してこの日4打数3安打、二塁打1、打点2でチームの勝率5割復帰に貢献した。各チーム編成部は「打撃面では少し改造する所はあるが1軍で働ける体力をつくることだ。攻守に楽しみな若手だけに将来は1軍で働ける選手だ」と注目する。6月10日現在で規定打席不足ながら27試合出場で打率3割2分7厘、本塁打4、打点18、盗塁2、長打率5割4分2厘。安打数35はチーム3位でコンスタントな打撃を見せている。フレッシュオールスターでの活躍に期待が出来る。
○…日本ハムの鵜久森淳志外野手(22)の打撃が好調だ。6月12日巨人戦で6回から途中出場。る9回無死一塁で金刃の3球目チェンジアップを左翼線に同点の足掛かりとなる二塁打を放った。さらに延長戦に入ると、藤田から8号2ラン。翌13日も1回に福田のストレートを右翼席に9号の先制3ラン。鵜久森は「バットが力強く振れてボールも良く見える」と攻守にチームを引っぱっている。
○…6月14日のロッテ-西武戦は今季最短の2時間1分。試合開始は13時。3回ロッテは2安打と2失策で3得点を先制し5回に定岡が今季3号ソロ。西武も5回に2安打と1失策で1得点止まり。出場投手はロッテ8人、西武3人で両チーム11人の総投球数は210球で1人平均19・1球。ロッテ投手陣は8人で100球。西武は3人で110球。1回に西武の2番斉藤が死球で出塁したために双方無四球試合とはならなかった。両チーム安打合計は11安打。西武6、ロッテ5。それにしても早い試合だった。
※日記を書く方法はこちらで紹介しています。
この記事には全0件の日記があります。
- 河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
- 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。 日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。
最近のエントリー
- ボビー来季お休み「仕事探すのは時間が」 [23日20:27]
- 【ヤクルト】ファン最高の一戦は10・9 [23日19:52]
- 【巨人】長野がファンに「7」お披露目
[23日18:55] - 【ヤクルト】五十嵐がビデオメッセージ [23日18:12]
- バレンタイン氏ロッテ復帰の薮田にエール [23日17:40]
- 利府バッテリーが東北学院大入り
[21日10:56] - 磐田西など4校の対外試合禁止を上申 [20日23:40]
- 専大北上元野球部コーチが勝訴 [20日12:06]
- 大垣日大V…野球の怖さ知った/神宮大会 [20日10:40]
- 東海大相模・一二三が痛恨ボーク/神宮大会
[20日09:03]
- 慶大一気に8点で早大に逆転勝ち/全早慶 [23日18:59]
- 佑ちゃん3連続K甲子園で輝く/全早慶
[23日18:22] - 長野涙…ホンダ準V/社会人野球
[23日09:48]
- 立正大、初優勝の秘密とは… (矢島彩「アマ〜い野球ノート」) [11月23日]
- 堂上剛6年間の秘密 (ドラ番ブログ) [11月17日]
- ジョーには「何もない」はない (虎番ブログ) [11月17日]
- 野球選手のゴルフ賛成 (鷹番日記) [11月17日]
- 神宮の洗礼浴びた両校エース/神宮大会 (矢島彩「アマ〜い野球ノート」) [11月16日]