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2008年9月23日

不器用だけど大物、巨人田中大二郎

 「不器用だ」と評価されるが「玉磨かざれば光なし」。今は野球。「野球が友達」と言って練習に汗を流すのは巨人の2年目、田中大二郎外野手(20)だ。

 9月20日現在、81試合に出場し50試合に安打。70安打はチーム2位、本塁打11はチーム2位、打点46もチーム2位と打撃面で成長している。岸川2軍打撃コーチは「今はタイミングの取り方とミートするタイミングだ」と言う。

 今年の開幕2戦目の3月23日ヤクルト戦の5回、高市から右翼に今季1号ソロ。田中は「開幕は代打出場で二直だったかな。悔しかった。思い切ってスイングが出来た」と振り返る。

 打撃は好調。4月5日湘南戦で小林から右前打して以来、10試合連続安打。田中は「少しでもアピールしないといけない」と闘争心を見せる。

 5月22日ロッテ戦でも2、5、7回に安打し今季2度目の3安打。2回の1打席目に呉の2球目チェンジアップを見事に今季3号ソロで1軍への足がかりをつくった。5月31日阪神との交流戦2試合でも8打数3安打。

 6月4日には初の1軍登録。6月6日ロッテ戦(東京ドーム)の3回代打で出場したが清水の前に三振。田中は「プロの空気を体験出来た。打席にも立った。良い勉強でした」と次のチャンスを狙っている。言葉と顔つきには「不器用」さは見られなかった。6月7日1軍抹消。

 6月11日湘南戦では「6番左翼」で先発出場し2回に右前打、9回には横山の143キロストレートをバックスクリーン右に4号ソロと1軍での勉強成果を見せた。

 7月19日西武戦の5回、山本淳の初球を右翼に5号2ラン。7月21日楽天戦から右手指をケガして7試合欠場。

 前半戦を58試合、打率2割5分1厘、本塁打5、打点27で4番に座ったのは2試合と不本意だった。岡崎2軍ヘッド兼守備コーチは「強肩だ。練習好きな若手だ。着々と成長している。努力は花となります。楽しみになってきた」と期待。後半戦のスタート8月6日湘南戦の7回1死一塁で右前打、9回には左翼席に6号ソロで後半戦のスタートを見事に切った。8月9日ヤクルト戦の7回萩原から7号2ランし、8月10日ヤクルト戦で2回ゴンザレスから8号3ランと攻走守に成長を見せている。吉村2軍監督は「不器用だね。野球に取り組む姿勢は良い。一生懸命頑張っている。攻走守に工夫が必要だ」とアドバイス。

 9月5日ヤクルト戦の9回、鎌田から右翼に2年連続の10号2ランだ。田中は「目標は1軍だ。打撃力のアップだ。コンパクトにシャープなバッティングをしたい」と言う。最近は途中出場や代打が多い。9月20日の日本ハム戦で9回2死満塁で代打で出場。松山の3球目142キロのストレートを右中間に代打満塁本塁打の11号。ジャイアンツ球場で6本目の本塁打に「勝てば最高だったがチームは負けて残念」と言う顔は試合を大切にする若手の顔つきだった。攻走守に注目したい背番号66だ。

 9月20日現在、81試合、打率2割6分9厘、本塁打11、打点46、盗塁0、四死球33(四球14、死球19)、三振40。

 ◆田中大二郎(たなか・だいじろう)1988年(昭66)4月29日生まれ。神奈川県出身。東海大相模出身。179センチ。82キロ。左投げ左打ち。06年高校ドラフト3巡目。好きな言葉は「闘争心」。目標の選手は「ソフトバンクの松中選手」。遠投105メートル。50メートル6・4秒。本塁から一塁までの走力タイム6・3秒。今年の目標は「打撃向上」。前半戦の反省は「低打率は反省。フォーム安定感が欲しかった」。1軍出場した時父淳一さん、母美佐子さんには「連絡を入れた。次の1軍出場には必ず…。1打数1三振では話にならない」と笑う。ニックネームは「ダイ」。血液型A。独身。昨年イースタン・リーグの成績は88試合、打率2割2分8厘、本塁打10、打点44、盗塁0。初盗塁に注目。高校通算打率3割4分以上。通算本塁打44。2年春の選抜甲子園では2試合連続本塁打。プロ入り後に強肩を活かすために一塁手から外野手に転向。今年は9月20日現在、守備面では一塁手15試合、失策3、外野手65試合、失策3。各チーム編成部は「楽しみな若手。広角打法を期待。素晴らしい素材」と期待する。

 ○…巨人の新人、中井大介内野手(宇治山田商、180センチ、84キロ、右投げ右打ち、18歳)は9月15日の日本ハム戦で「6番三塁」で先発出場。3回2死一塁で宮本の2球目122キロのスライダーをバックスクリーンに当たる9号2ラン。5回遊撃内野安打(一塁までの走力タイム4・4秒)、7回中前打そして9回2死二塁で金森の初球130キロのストレートを左翼ネット中段に当たる10号2ランの駄目押し打点。5打数4安打、2本塁打、4打点。プロ入り初の2ホーマーと4安打。ネット裏では「男は黙って勝負だ。将来の三塁手は間違いない。楽しみだ。期待出来る」と評価。

 ○…楽天は今季の全日程を9月15日ヤクルト戦(YZ・タカスタ)に勝って96試合、46勝45敗5引分け、勝率5割5厘、チーム打率2割7分2厘、チーム防御率4・19。この試合で平石(4年目、28歳)が11回裏2死から右翼席に2号サヨナラ本塁打。平石は「引分けとなるのなら一発を狙えと思い打席に入った。バットが良く振れた」と笑顔。松井2軍監督は「若手も着々と成長している。10月7日からのフェニックスリーグも鍛えます。勝率5割ですか!!」とニンマリ。これでヤクルトは負けて勝率で巨人が首位となりヤクルトのマジックは消えた。

 ○…湘南は9月16日ロッテ戦の8回に神田から1番下窪が初球を打って二ゴロ。2番ジェイ・ジェイが初球を打って一飛。3番西崎選手も初球を打って中飛。神田は投球数3球、打者3、投球回1回の省エネ投球だった。この日の記録員の新さんは「2度目ですが珍しいです。9-4で湘南の勝ちですが得点が入ってもこの試合2時間32分はスピーディーでしたね。これから神宮球場に勉強に行きます」と新人の記録員だが元気に頑張っている。

 ○…現在イースタン・リーグの首位打者、日本ハム市川の勝負強さが光る。9月19日ヤクルト戦で今季9度目の3安打で首位のヤクルトを転落させた。5回高市からチーム初安打の左前打。7回左前打、9回1-1の同点で延長戦かと思われたが9回1死一、三塁で好投を続ける高市の2球目ツーシームをサヨナラの中前打。8月に8試合連続安打、9月19日現在で9月10試合で8試合に安打、3安打を3試合でこの間の打率5割4分8厘、打点5と好調だ。ネット裏では「高市投手も最高のピッチングだ。市川選手の成長は凄い。楽しみだ」との声。市川は9月19日現在、80試合、打率3割6分1厘、本塁打2、打点40、盗塁2。高市は17試合、6勝7敗、完投2、投球回96回2/3、自責点28、防御率2・61。2人の成長が楽しみになってきた。注目したい!!

 ○…日本ハム、金子洋平外野手(26)が本塁打王争い単独トップの15号を放った。9月20日巨人戦で1回2死一塁でバーンサイドの5球目133キロのストレートを左翼に15号先制2ラン。ジャイアンツ球場では今季初だけに笑顔でベースを1周だ。ネット裏では「1軍で活躍して欲しい選手。文句ないホームラン」と声が聞かれた。


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河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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