日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。



ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2008年8月12日

1軍再昇格目指す日本ハム市川

 「後半戦がスタートだ。もう1度1軍に挑戦」と気合いを入れるのが日本ハムの4年目、市川卓内野手(22)だ。

 7月3日野手強化で初の1軍登録(7月6日オリックス戦、8回代打で空振り三振=帯広、1試合1打数ノーヒット)されたが7月7日1軍末梢。「希望はうまい朝飯(登録)だが、まずい晩飯(抹消)もあった」と振り返る。

 今年は「打撃面の強化」を目標にして現在は順調に進んでいる。前半戦は59試合に出場し60%に当たる33試合に安打し特に6月は16試合で13試合に安打し打率3割2厘、打点9と勝負強く7試合連続安打と1軍への足がかりをつくった。

 7月1日ロッテ戦で2回に左前打、4回に右中間フェンスに当たるランニング本塁打の今季2号、8回には左前打し今季3度目の猛打賞3安打。「正直な所、ランニング本塁打で気分が楽しくなった。やれる!!と感じた」と言う。

 7月2日ロッテ戦でも6回に左線二塁打。7回1死二塁では左線二塁打して打点1。9回にも中前打し今季初の2試合連続の猛打賞で1軍への切符を手中にした。市川は「1軍の雰囲気やベンチの空気、選手の顔つきは違います。結果は悪かったがもう1度チャンスを大切にし上を狙いますからね」と気合いを入れる。

 夏の甲子園に母校菰野高も出場した。「後輩達にも負けないよう頑張る」と言う。ファームに帰っても気を抜かなかった。7月9日湘南戦で2安打の再出場してから前半戦終了の13試合で9試合に安打し打率3割2分6厘、本塁打0、打点7と先発出場し打率3割を保った。市川は「今季1号までに35試合を必要としたがそれまで打率2割8分台でした。ホームランが起爆剤となる不思議な打撃ですよ」と笑う。

 前半戦を59試合、打率3割2分4厘、本塁打2、打点28、盗塁0、四死球17、三振30、長打率4割9分3厘、出塁率3割8分5厘。守備面では一塁手で24試合、失策1、二塁手5試合で失策2、三塁手9試合で失策1、外野手18試合で失策0と守備面でも基本を守り打球に対するスタートも良い。

 後半戦もスタートを切った。8月6日ヤクルト戦では今季初の3番(指名打者)に座った。3回に右中間三塁打、5回1死一、三塁で中前打し1打点、6回2死一、二塁で右中間フェンスに当たる走者一掃の三塁打で打点2。今季5度目の3安打に「積極的に打っていったことが好結果ですね」と言う。荒井2軍打撃コーチは「早いカウントから思い切ってバットを振れ、嫌らしい打者になれ」とアドバイスを送る。8月7日ヤクルト戦でも3番に座り2安打と好スタートだ。首脳陣から信頼され再び1軍入りを目指す市川選手に注目したい。

 8月8日現在、61試合、打率3割3分6厘、本塁打2、打点31、盗塁1、四死球17、三振33、長打率5割1分9厘、出塁率3割9分1厘。

 ◆市川卓(いちかわ・すぐる)1986年6月7日生まれ。22歳。185センチ。90キロ。右投げ左打ち。三重県出身。菰野高。04年ドラフト5巡目入団。小学校では投手、遊撃手で野球をスタート。中学時代は投手。高校時代の通算打率は4割以上、本塁打36本、打順4番。三重県では「三重のゴジラ」と呼ばれた。好きな言葉は「努力」。目標の選手はヤンキース松井。遠投105メートル。50メートル走6・4秒。本塁から一塁までは4・1秒。1軍昇格時に父重昭さんにはお酒、母久美さんには花を贈った。1軍で印象に残った選手は「稲葉篤紀外野手の野球への取り組み方が勉強になった」と言う。ニックネームは「スグル」。独身。血液型O。恵まれた体格に長打力あり。広角に打てる打撃センスは後半戦も注目したい。

 ○…後半戦には1軍を狙うか!!ヤクルトの7年目、梶本勇介内野手(24=専大北上、177センチ、75キロ、右投げ左右打ち)の打撃センスが買える。開幕の巨人戦2試合で8打数4安打、打点1。先発出場で「今季はコンスタントな安打で1軍を狙う」と頑張る。5月2日の日本ハム戦から6月14日巨人戦まで自己最多の18試合連続安打を打ち、その後も9試合連続安打。7月8日楽天戦から7月17日西武戦まで7試合連続安打と前半戦は打順1、2、3、6、7、8番でコンスタントな打撃を見せた。60試合で76・7%の46試合に安打、4安打1、3安打3、2安打16、1安打26の71安打を打った。前半戦は60試合、打率3割2分1厘、本塁打1、打点24、盗塁12(成功率70・6%)、四死球32、三振42、長打率4割7厘、出塁率4割2厘で打撃10傑の第3位。後半戦の首位攻防8月9日巨人戦では4回無死二塁で中前に先制タイムリー。5回2死一、二塁でも走者一掃の右中間二塁打の追加打点とチーム首位奪還に活躍。この日は4打数2安打3打点盗塁1。巨人は7連勝でストップした。1軍首脳陣は「課題は守備面の強化、信頼性を大切にする事だ」とアドバイス。後半戦は注目したい1人だ。

 ○…ヤクルト-巨人の首位攻防は巨人が勝利で5月11日以来の首位奪還。8月8日首位攻防の第1ラウンドはジャイアンツ球場で行われヤクルトは期待の新人、由規投手(18)が1軍行きの切符を賭けて今季11度目の先発登板をした。この日は巨人の1番松本に初球135キロでスタートし3球目を打たせて三直、2番岩舘に5球目145キロの速球を中前打、3番脇谷に135キロのチェンジアップを中前打と好走塁で1死二、三塁のピンチ。4番中井に2球目145キロの速球を右線二塁打で2失点。5番隠善に2球目125キロのスライダーを一塁内野安打の4連打、遊ゴロの間に得点を許し初回投球数22球、安打4で3失点を許し苦しいスタート。2回にも3四球、1犠打、1犠飛で1失点。2回で投球数45球と制球力に苦しんだ。3回以降はピンチもあったがこの日は最速149キロにスライダー、チェンジアップの3種類を投げたがスライダーの多投が目立った。各チーム編成部も観戦したが「1軍に登録するより今年はファームで基礎体力をつくった方がいい。センスがあるだけに大きく育って欲しい」との声が多かった。1軍首脳陣は「試合内容は聞いた。内容が悪かったなあ。今年はファームでじっくり鍛えた方が良いかなあ…。素材が良いだけに期待している」と言う。この日は投球数115球、打者31、投球回6回、安打7、四死球7、三振6、失点4、自責点4で4敗目。チームも1-4で敗れて首位の座を巨人に譲った。


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

最近のエントリー




野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. 河野祥一郎「今週のイチ押し!」

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/STATS LLC

ここからフッターナビゲーションです