2008年6月24日
被災者へ届け!楽天聖沢のハツラツプレー
「頑張れ!!東北」、「頑張れ!!楽天」の声が聞こえてくる。その中で楽天の新人、聖沢諒外野手(22)の評価が高い。
長野、松代高時代の通算打率は4割5分以上、本塁打20本、打順は3、4番。守備位置は遊撃手で野球センスの良さを見せた。国学院大時代の通算打率は3割5分以上、本塁打7本、打順は4番。守備位置は中堅手、三塁手。東都大学リーグで06年秋、07年秋にベストナイン。大学3年秋に三塁手、4年秋には外野手として活躍。179センチ、72キロ、右投げ左打ちだが身体能力が高く07年大学・社会人4巡目で入団した。
今年のキャンプでは出塁率のアップを目標にした。聖沢は「目標は現在70点以上の成果だ。嬉しかったのは開幕で1軍出場登録された事です。観客数の多さ、ベンチの中の緊張感は野球をやってて良かったと思った。1試合でも多くベンチに座り活躍しようと感じた」と振り返る。
1軍で3月30日ソフトバンク1回戦の9回守備固めで中堅手に入った。3月22日ソフトバンク2回戦の11回に初打席。ニコースキーと対戦したが三振。4月7日再調整で1軍抹消。4月9日巨人戦がファームでの初出場。自分との戦い、負けず嫌いだ。聖沢は「情けなくって悔しくてもう1度立ち上がる!!」と思い試合に出た。「1番中堅」でスタメン出場。1回久保から2球目スライダーを中越え二塁打、2回1死二塁で久保の初球をバックスクリーンに今季1号2ラン、7回にも福田から三塁内野安打し4打数3安打、1本塁打、2打点で好スタートだ。
松井2軍監督は「将来の核弾頭だ。攻走守は1軍クラスだ。課題は安定したバッティングだろう」と将来性を評価。
4月9日西武戦でも6、7回(イニング2安打)に安打して3安打。4月18日湘南から4月27日の日本ハム戦まで8試合連続安打と再度1軍への足がかりをつくった。5月5日1軍登録(この間21試合、打率3割1分4厘、本塁打2、打点11)。1軍で通算22試合、11打数ノーヒット、打点2、四死球5、三振5、盗塁1。5月26日再調整で1軍を抹消された。
聖沢は「勉強をした。体験し経験した事は次に生かせるよう練習しかないです」と練習、試合で頑張っている。
5月28日巨人戦で1回、久保からストレートを今季3号ソロと核弾頭らしい働きだ。松井2軍監督は「今まで1番を打たせたが打順を変えて勉強させたい」と言う。1番を25試合、打率3割9厘、本塁打3、打点12。7、2番では10試合で打率2割3分5厘、打点7と低打率だが「頑張りますよ。チャンスを大切にして頑張る」と気合い十分。
6月21日現在、36試合、打率2割8分7厘、本塁打3、打点19、盗塁9、出塁率3割5分5厘で着々と実力をつけ将来の核弾頭に成長をしている。
◆聖沢諒(ひじりさわ・りょう)1985年(昭60)11月3日生まれ。22歳。179センチ。72キロ。右投げ左打ち。長野、松代高-国学院大。07年大学・社会人ドラフト4巡目入団。本塁から一塁までの走力タイム3・9秒。50メートル走6・0秒。遠投110メートル。目標の選手は「川崎さん(ソフトバンク)、西岡さん(ロッテ)そして青木さん(ヤクルト)の3人が目標です」と言う。好きな言葉は「プラス思考」。入団した時に父正昭さんにはネクタイ、母裕子さんに感謝を込めて花を贈った。東北で地震に見舞われた方々に対して「大変だと思います。健康と元気に気をつけて力強く頑張って下さい。私達も勝利に向かって前進します。頑張れ!!東北」ですよと力強い。血液型O。独身。背番号23の俊足野手。核弾頭候補に注目だ。
○…楽天が期待する新人、長谷部康平投手(23=愛工大、173センチ、70キロ、左投げ左打ち、07年大学・社会人1巡目)が6月18日ヤクルト戦で今季2度目の登板。1軍への課題とされていた制球力、スタミナ、内角球への勝負球を求められていたがこの日は最速144キロとスライダー、チェンジアップを投げた。3回で投球数29、安打1と打たせて取るピッチングだ。4回に四球、安打、失策などで2失点。5回で投球数73、安打3、四球1、三振2、失点2。6回は先頭打者の梶本に右二塁打されたが後続打者を抑えた。この日は投球数89、打者24、投球回6、安打4、四球1、三振2、失点2、自責点1。1軍で通用するには内角球に投げる事だ。内野ゴロ14と打たせて取る配球だったが1軍への道にはもう少し時間が必要だ。
○…ファームで調整中のヤクルトの2年目、増渕竜義投手(20=鷲宮、183センチ、81キロ、右投げ右打ち、06年高校ドラフト1巡目)は6月17日楽天戦で2度目の登板。この日は最速148キロを出したが「速球、変化球でも腕をしっかりと振って欲しい」との声が聞かれた。走者を置いてはスライダー、ストレートで併殺打に打ち取りピンチを切り抜けた。5回1死二塁に置いて1番平石に2球目135キロのシュートを右翼に今季1号2ランの被弾。平石は「タイミング良くバットが振れた。久し振りですよ」と快打に満足な顔。この日の増渕は投球数99、打者25、投球回6、安打5(本塁打1)、四球3、三振2、失点2の内容だったが次の機会での登板に期待だ。増渕は「悪かったと思います。次は名誉挽回頑張ります」と反省。
○…ヤクルトの期待の新人、由規投手(佐藤由規)は6月18日楽天戦で今季8度目(先発6)の登板で5勝目を記録。この日の第1球は1番平石に141キロの変化球でスタートした。2回4番大広に3球目145キロの速球を右前打された。1死後6番枡田の5球目に149キロを、8球目にこの日最速の150キロをマークし10球目128キロのスライダーで空振り三振。7番伊志嶺も145キロ速球で見逃し三振で走者を置いても見事なピッチング。4回には3番中村四球、4番大広にこの日2安打目を左前打されて無死一、二塁、5番河田に投犠打で1死二、三塁のピンチでも次打者を三振と二ゴロに打ち取り安定したピッチングだ。5回まで投球数80、安打3、三振4、四球2で勝利投手の権利を手中した。今季2度目の6回(最長は5月16日楽天戦の7回)を投げたが3者連続四球のピンチに6番枡田を142キロの併殺打で1失点、2死三塁で7番伊志嶺に左前打されて2失点を許したが6回はピッチングに安定が見られず課題を残した。この日は打者26、投球回6、安打4、四球5、三振4、失点2、自責点2で5勝目。6月21日現在、8試合、5勝2敗、投球回32回、安打28、四死球24、三振30、失点20、自責点17、防御率4・78。
○…ロッテ期待の新人、唐川侑己投手(18)は6月21日ヤクルト戦で今季4度目の先発登板。この日は1番志田に138キロの速球でスタートし137キロの速球で見逃し三振、3番梶本も7球目チェンジアップで空振り三振と好スタートを切った。2回に4番牧田にカーブを左前打、5番リグスに速球を右前打、6番指名打者の真中に3球目138キロの速球を左中間に二塁打で2失点、2死後一、三塁とした後、1番志田に初球136キロの速球を左前打されて3失点目、2番川端を投ゴロ。50球限定の投球で1回投球数14、2回27球の合計41球を投げて降板。課題は下半身の強化とコントロールの力が大切だ。今日の最速142キロにネット裏では「1軍での疲れが残っているのか?」の声も聞かれたが後半戦に1軍を見据えているとの声も聞かれた。6月21日現在イースタン・リーグで4試合、1勝2敗、打者66、投球回17回、安打12、四死球4、三振22、失点6、自責点6、防御率3・18。期待できる投手だけに復活が楽しみだ。
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- 河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
- 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。 日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。
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