2008年4月08日
着実に成長、ロッテ細谷
プロの選手らしく成長したロッテの3年目、細谷圭内野手(20)の活躍に注目したい。
まだ1軍出場経験はない。昨年イースタン・リーグで78試合に出場、打率2割7分(16位)、本塁打9、打点41、盗塁4、打席312、打数285、三振68はチーム最多。守備面では一塁手7試合=失策1、二塁手2試合=失策0、三塁手59試合=失策9、遊撃手10試合=失策3を記録しているが、高校時代は遊撃手で活躍しプロに入って本格的に三塁手に。打球に対する第1歩のスタートが良い。打者のクセも良く研究している。思い切りが良い。あとは確実な捕球と送球だ。今年は1軍出場を目標にキャンプにも力が入った。細谷は「攻走守にレベルアップをしたい。キャンプでは高橋打撃コーチにいろいろと教えてもらい勉強になった」と明るい表情だった。
そしてイースタン・リーグ開幕戦から好スタート。3月22日の日本ハム戦(鎌ケ谷)で「5番三塁」でスタメン出場。2回、今季初打席で金沢の3球目ストレートを右中間二塁打。5回の3打席目は金沢のスライダーを左前打、9回には1死満塁で中村の2球目スライダーを中前打し打点1。細谷は「バットが良く振れて良いスタートができた」と笑顔。開幕から4試合連続安打と4試合連続打点をマーク。
3月26日楽天戦(ロッテ浦和)で1回2死一、二塁で川井のスライダーをバックスクリーン左に今季1号3ラン。
下半身も強い。シャープな振り。変化球の対応もいい。この間、17打数8安打、1本塁打、6打点、打率4割7分1厘。古賀2軍ヘッドコーチは「成長した。楽しみな選手だ」と期待する。佐野1、2軍巡回コーチは「攻走守に頑張っているよ。プロらしくなってきた。1軍を目指すには確実性だろう。チャンスはあるね!!」と成長を認める。
3月27日楽天戦(ロッテ浦和)では4打数ノーヒットで連続安打はストップした。
4月に入っても好調。4月1日西武戦(ロッテ浦和)の3回に木村のスライダーを右中間二塁打、5回には左肩に死球を受けたが元気いっぱいで守備につく。2日の西武戦(ロッテ浦和)でも9回1死一、三塁から同点の右犠飛でサヨナラ勝利の場面をつくった。「チームも3連敗していたので気合が入った」と言う。目標は「1軍で働く事です。チャンスを大切にして頑張るだけです。調子が悪いなどと言えない。すべてにレベルアップしたい」と目を輝かせた。
4月6日現在、12試合に出場、打率2割3分9厘、本塁打1、打点7、盗塁0。背番号59に注目して欲しい。
◆細谷圭(ほそや・けい)1988年(昭63)1月17日生まれの20歳。群馬県出身。太田市商出身。05年高校ドラフト4巡目で入団。182センチ、84キロ。右投げ右打ち。高校時代の通算打率5割以上、通算本塁打46本。08年のオープン戦での成績は4試合、8打数1安打(3月2日楽天2回戦の8回渡辺恒から左二塁打)、打率1割2分5厘。将来は「5番」を打ちたい。目標の選手はマリナーズ城島。好きな言葉は「I wiii do my best=私は全力を尽くす」。遠投105メートル、本塁から一塁までの走力タイム4・25秒。1軍出場した場合に球場に呼びたい人は「両親です」と言う。ニックネームは「ほっしゃん」。昨年はフレッシュオールスター出場(先発三塁手、2打数1三振、松山坊ちゃんスタジアム)。両親へのプレゼントは「父には時計や服、母には昨年の母の日に花屋さんに行って赤いカーネーションをお店にある全部を買って送った」と笑顔を見せる。
○…ロッテのベテラン大塚明外野手(15年目=32)はチームの3連敗を止めるサヨナラ本塁打!!4月2日西武戦(ロッテ浦和)で10回まで2-2の同点.10回裏西武の5人目、山岸と対戦し先頭打者で5球目スライダーを左翼ネットに当たる今季1号サヨナラ本塁打。この日は2、4回に岡本篤から遊撃内野安打と左前打、6回にも平野から左前打、8回は送りバントで4打数4安打、本塁打1、打点1でチーム3連勝に貢献した。
○…西武のチーム1番乗りの本塁打は佐藤友亮外野手(8年目、29歳)だ。3月28日再調整で1軍を抹消された。イースタン・リーグ2試合目の出場の4月1日ロッテ戦(ロッテ浦和)で1回裏に植松の3球目ストレートを右翼ネットに当たる初回先頭打者本塁打。打線も佐藤に続いた。この回は黒瀬、高山、野田らの安打と2四球で一挙4得点。2回には後藤が植松から逆転1号3ランなどチームも13安打で9得点。片平2軍新監督にチーム3勝目をプレゼント。片平2軍監督は「選手達が1人でも多く1軍に行ってくれたらいい。勝つ事も大切だが試合で勉強すればいい」と若手育成に燃えている。
○…ロッテ期待のルーキー、唐川侑己投手(成田、181センチ、76キロ、右投げ右打ち、07年高校ドラフト1巡目)は4月4日ヤクルト戦(戸田)でイースタン・リーグ2度目の登板をした。この日はヤクルトの1番上田に対し、初球140キロのストレートで入った。5球目は144キロのストレートで空振り三振。2、3番には144キロのストレートで2者連続の四球、4番牧谷を110キロのカーブで遊ゴロ併殺打。2回は投球数13球で3人を抑えた。3回は8番梶本に140キロのストレートを左前打、2死後に2番三輪に内野安打され、一、三塁として一塁走者が二盗、3番畠山を四球で2死満塁。4番牧田の4球目チェンジアップが低投(暴投)で梶本が得点しプロ入り初失点。牧谷に6球目カーブを右前打されてこの回は3点を許した。唐川は「カーブを投げるつもりではなかった。僕の配球ミスです」と反省。ネット裏では「楽天戦(3月27日)より悪いがやはり素晴らしい投手だ。制球力もあり低めに集中する。ストライクが先行する。楽しみだ」と期待の声が多かった。この日は投球数72、投球回4、打者17、安打3、四球3、三振3、失点3、自責点3。最速146キロにスライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボールを投げたがプロ入り初黒星を記録。桑田(元巨人)を思い出させるマウンド上の姿には投手の風格が見られる。4月6日現在、2試合、0勝1敗、打者30、投球回8、安打5、四球3、三振8、失点3、自責点3、防御率3・38。背番号19に注目したい。
○…ヤクルトが好調だ。3月28日からの日本ハム戦(戸田)に3連勝。4月4日からのロッテ戦(戸田)に3連勝でホームゲーム6連勝で首位を走る。4月5日現在、チーム防御率1・69でリーグ1位、チーム打率2割8分5厘はリーグ2位。猿渡2軍監督は「投打のバランスが良い。機動力を活かして得点圏に走者を進める。盗塁12はリーグ1位だ。失点も16とリーグ1位と少ない。選手たちが頑張っているのが気持ちいい」と明るい。好調な1軍(兄貴)に負けるな!!と元気が良い。4月6日現在、10試合8勝2敗、勝率8割。
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- 河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
- 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。 日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。
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