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2008年3月04日

今季もイースタン・リーグをよろしく!

 「無心」になりプロとして社会人として、野球ファンに心・技・体を見てもらう季節がやってきた。今年こそ1軍!!と闘志を燃やす若手に期待したい。

 今年はイースタン・リーグに58人の新人(外国人・移籍各選手は除く)が登場する。新人が独り立ちするためには練習しかない。自分との戦いで自分に勝つ事だ。

 各チームから注目され1軍で活躍して欲しい選手を挙げてみた。

 まずは投手から。

 【巨人】深田拓也投手(3年目=24)と野間口貴彦投手(4年目=24)で2人とも昨年はチーム最多の先発登板した。深田は9勝2敗、防御率2・40(最優秀防御率)で投球回93回2/3、被打率2割5分2厘、奪三振率8・1の左腕で安定感がある。野間口は5勝4敗、防御率3・76(7位)。昨年終盤に1軍で7試合登板し4勝0敗、防御率1・80を残し、首脳陣にアピールしただけに開幕ローテーション入りに期待したい。

 【日本ハム】吉川光夫投手(2年目=19)。昨年イースタン・リーグで7試合、1勝3敗、防御率3・46だったが5月に1軍昇格を果たし19試合に登板。4勝3敗、防御率3・66。左投手で変化球も良く、制球力もあるだけに期待大だ。また「今年こそ…」と気合いを入れるのは木下達生投手(3年目=20)。昨年イースタン・リーグで8試合に登板、1完投を含む2勝2敗、防御率3・64。1軍でも5試合に登板し、2勝1敗、防御率2・40を記録した。スタミナがあるタフな右腕だ。

 【湘南】「必ず1軍に行く」と言う山口俊投手(3年目=20)に注目だ。昨年は1軍登板も6試合、0勝3敗、防御率6・30と不本意だった。それだけに意気込みが違う。もう1人、昨年イースタン・リーグの最多勝(10勝)に輝いた高崎健太郎投手(2年目=22)にも注目。昨年1軍で9試合、2勝1敗、防御率5・40。今季はローテーション入りを狙う。

 【ヤクルト】村中恭平(3年目=20)、増渕竜義(2年目=19)の両投手が1軍ローテーション入りを目指す。昨年イースタン・リーグでは村中が9試合、1勝3敗、防御率2・92。増渕は7試合、1勝2敗、防御率6・18だが2人ともやる気十分だけに高田新監督を喜ばせて欲しい。

 【楽天】注目したいのは片山博視投手(3年目=20)だ。昨年は1軍に登録されたが登板機会はなかった。イースタン・リーグでは4試合、1勝1敗、防御率1・80だ。ドラフト1巡目で入団して3年目。大型左腕がいよいよ開花するか。昨季は不本意なシーズンとなった木谷寿巳投手(3年目=28)にも期待したい。昨年イースタン・リーグでは5試合、0勝0敗、防御率1・80。右ヒジ手術が完治した今季は1軍を目指して欲しい1人だ。

 【西武】期待の1人に木村文和投手(2年目=19)がいる。速球、変化球ともに安定感があり面白い。昨年イースタン・リーグで11試合、2勝5敗、防御率6・51。1軍経験もある。田中靖洋投手(3年目=20)も楽しみ。昨年イースタン・リーグで11試合、3勝0敗、防御率3・27。1軍登板に気合いが入る。

 【ロッテ】楽しみな投手が多い中で筆頭は大嶺祐太(2年目=19)だ。昨年は1軍も経験した。イースタン・リーグで14試合、2勝7敗、防御率4・35、奪三振74はチーム最多だった。古谷拓哉投手(3年目=27)と手嶌智投手(4年目=26)の社会人出身にも期待をしたい。

 打者では次の選手に期待だ。

 【巨人】坂本勇人内野手(2年目=19)、田中大二郎外野手(2年目=19)、陰善智也外野手(2年目=23)。

 【日本ハム】市川卓内野手(4年目=21)、糸井嘉男外野手(5年目=27)、鵜久森淳志外野手(4年目=21)。

 【湘南】呉本成徳内野手(5年目=26)、桑原義行外野手(4年目=25)、下窪陽介外野手(2年目=29)。

 【ヤクルト】畠山和洋内野手(8年目=25)、川端慎吾内野手(3年目=20)、大原秉秀内野手(6年目=23)、武内晋一外野手(3年目=24)。

 【楽天】枡田慎太郎内野手(3年目=20)、大広翔治内野手(4年目=25)、横川史学外野手(2年目=23)。

 【西武】黒瀬春樹内野手(5年目=23)、大崎雄太郎外野手(2年目=23)、松坂健太外野手(5年目=22)。

 【ロッテ】神戸拓光外野手(2年目=22)、細谷圭内野手(3年目=20)、角中勝也外野手(2年目=20)、根元俊一内野手(3年目=24)。

 彼らのほかにも楽しみな選手が多い。ファンの皆様とともに応援をしたいと思います。今年も昨年と同様に各チーム7球団16回戦の総当たり1チーム96試合、年間340試合を行います。3月22日にイースタン・リーグは開幕します。若手選手の活躍に大いに期待しましょう。


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河野祥一郎「今週のイチ押し!」
河野祥一郎(こうの・しょういちろう)
 1940年(昭和15年)愛媛・今治市生まれ。59年愛媛県立西条高校卒。同校野球部では内野、外野を守り1番を打った。芝浦工大に進学し、大学2年から野球部マネジャーとなり、同校野球部の東都大学野球リーグ優勝や、明治神宮大会などで日本一のチーム作りに貢献する。
 63年の卒業と同時に、日本プロ野球機構コミッショナー参与で東大野球部監督だった神田順治氏の推薦により、セントラル・リーグ野球連盟の記録部に入社。66年から5年間、故鈴木竜二元セ・リーグ会長宅に下宿し、プロ野球について勉強。69年4月15日大洋対広島1回戦(川崎球場)で、公式記録員のスタートをきる。
 数々の名勝負、名場面の中でも、73年8月30日阪神対中日の延長11回ノーヒットノーラン試合、76年の巨人加藤初投手のノーヒットノーラン試合、94年巨人槙原寛巳投手の完全試合、97年のヤクルト石井一久投手の、98年の阪神川尻哲郎投手のノーヒットノーラン試合を担当した。
 そしてイースタン・リーグでも82年日本ハム芝投手や、99年巨人入来祐投手のノーヒットノーラン試合も見届けた。  日本シリーズ3度、オールスターにも5度参加し、71年のオールスター第1戦(西宮)で阪神江夏豊投手の9連続奪三振と、全セのノーヒットノーランを担当した。
 公式記録員38年間で1808試合を担当し、99年に退職した。
 著書に「スコア・ブックのつけ方」(86年)がある。

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