清原 オリックス特集
オリックス 復刻ニュース
2008年04月15日
清原が復活への思いを激白
現在左ひざリハビリ中のオリックス清原和博内野手(40)が14日、復活への思いを激白した。昨年7月にプロスポーツ選手として前例のない軟骨移植手術を受けて約9カ月。ようやく復活への光を見だした清原が復帰プランを明かした。2軍戦、1軍代打、そしてスタメン出場。復帰した際にはメジャー挑戦が確実な巨人上原浩治投手(33)や阪神藤川球児投手(27)との勝負を熱望した。再起した前例のない暗闇から清原が奇跡を起こす。【構成・松井清員】
春季キャンプ終盤から厳しかった清原の表情が和らいでいた。復活への光が見えてきたからだ。レッドソックス松坂から「お守り代わり」にプレゼントされた主砲ラミレスのマスコットバットで黙々と打撃練習をこなしている。
清原 3月、1年半ぶりに外でフリー打撃をした時はガク然とした。中学生時代以下のバッティング。イメージと体がついていかない。野球の技術をこなすには到底及ばなかった。
ひざには重さ1キロもあるプラスチック製の特性サポーターを装着。誰もいない神戸の合宿所で、来る日も来る日も感覚と体の動きを一致させるためにバットを振った。
清原 1球1球、ズレた一致したの繰り返し。この1カ月はかなりの球数を打ってようやく、感覚が合いつつある。これはものすごく重要。牛歩みたいなもんだけど、よくここまでこれた。(復帰が)何となく見えてきてるし、今が最後の踏ん張りどころ。あとはスライディングの練習ができるようになったら、実戦にいけると思う。
やっと復帰計画も描ける状態になった。2軍戦、1軍代打、そして先発出場の3段階方式だ。
清原 1年間半ぶりにプロの生きた球を見るのは初めての経験。最低限の準備をして、まず2軍の試合に出たい。その時の衝撃はどうなのか。感覚を取り戻すのに、どれぐらい時間がかかるかは正直想像できない。不安もある。でもバッティングに関しては妥協できないから。そして1軍に上がれた時、最初は代打だけかもしれない。もちろん監督の起用次第だけど、野球人として最終的には4打席立つことを目標に置いて準備してます。
あえて復帰日時は設定しない。予定通りに行かなかった時の焦りを排除するためだ。ただ復帰した際の目標はある。
清原 上原とやってみたいな。(FAで)メジャーに行く前に。松坂もオレに真っすぐ勝負して、4打席4三振取ってメジャーに行った。上原とは巨人時代の紅白戦でも対戦がない。あの真っすぐ、フォークがどれだけすごいか確かめたい。藤川ともやりたいよ。かすりもしない速球がどんどんレベルアップしていってる。川上や岩瀬、クルーンともやりたいね。
左ひざの骨に5カ所も穴を開け、軟骨ごとえぐり取ったものを患部に金づちで打ち込む壮絶な移植手術を受けた。この手術を受けたスポーツ選手で再起した前例はない。それでも立ち上がろうとするのは、なぜなのか。
清原 1度はあきらめかけた。でもグラウンドに立つ姿をPL、西武、巨人時代から応援してくれる皆さんに見てほしい。それが仰木さんが用意してくれた花道だと思う。高卒ルーキーで3割30本と誰もやってないことをやった。だから最後も誰もやってないことをやりたい。グラウンドに立てば球界だけでなく、同じような状況の人たちも希望を持てる。そういう使命感もある。あれだけの苦しみに耐え抜いたんだという人生のプラスにもなる。
「清原コール」を浴びる日を信じ、引退覚悟で挑む08年のシーズン。清原は色紙に「不屈」と書いた。
清原 ひざは1試合で壊れるかもしれない。ぶざまな格好になるかもしれない。ただ桑田も言っていたように納得するまでプレーしたい。最後まで戦い抜きたい。不屈の精神で必ず、もう1度グラウンドに立ちます。
前例のない奇跡へ、立ち向かう清原。復帰する日が現実味を帯びてきた。
(2008年4月15日付日刊スポーツ)
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