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清原 巨人特集

巨人 復刻ニュース

2005年10月02日

清原「無念」、巨人を自由契約

清原が、沈黙を破った。巨人は1日、清原和博内野手(38)を自由契約とすると正式に発表、退団が決まった。これを受け、清原は「無念」の胸中を吐露した。今後は「巨人での夢は終わり。これからは野球の夢に向かってやっていく」と心機一転、現時点で移籍先は白紙も来季は他球団でプレーする意向を明かした。この日、楽天やオリックスなどがあらためて獲得に名乗りを上げた。

 清原が、9年間在籍した巨人を寂しく去る。この日、自由契約で退団することが正式に発表された。清武球団代表から解雇を伝えられたのは、左ひざ手術で入院する前日の8月29日。しかし、球団の対応にショックは隠せなかった。ここまで沈黙を守ってきた男が、この日の発表を受け、ようやく胸中を語った。

 清原 無念です。巨人のユニホームで引退するのが夢だったが、それはかなわなかった。わずか38年の人生だが、こんなに涙が出たことはない。球団からは優勝を逃し、テレビ視聴率の低迷、観客動員など、すべて巨人の清原は影響力があると。その責任があるという内容には…。何かできることはないかと言われたが、ご苦労さまとか、ありがとうの言葉はなかった。
 8月13日に出場選手登録を抹消になったときも、清原は「足がちぎれても」と最後までグラウンドに立つことを希望した。だがその願いも届かなかった。堀内監督から「最後までやらせてあげたいが、上の命令だから仕方ない」と一方的な方針を聞かされた。「上」の清武代表には、若手起用の方針を理由にプレー続行を拒絶された。

 清原 確かに万全の状態ではなかったが、終わり方としては非常に悔いが残ります。最後まで巨人のユニホームでグラウンドに立っていたかった。ファンの方には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、この涙や声援をムダにはしたくないです。

 4月はプロ入り最高の8本塁打と順調なスタートだった。だが5月11日の交流戦、オリックス山口の147キロ直球が頭部を直撃、その後遺症で打率が急降下した。それでも8月に離脱するまで22本塁打、52打点をマーク。2割1分2厘という打率の低さが批判されたが、アクシデントの影響もあった。左ひざの故障も7月13日の中日戦で井上と激突し悪化させた経緯がある。すべてグラウンドでのことだった。

 清原 いろんなアクシデントがあったが、ケガは順調に回復してます。まだまだ肉体的、精神的に結果を出せる自信があるから、引退せず、来季は他球団でプレーします。

 すでに楽天、オリックスが獲得を表明。また数球団が動向を調査、獲得を検討中だ。球界トップの人気は健在で、大砲不在や営業戦略がある球団の争奪戦となるのは必至だ。

 清原 やっと整理がついてきたところで(移籍先は)白紙です。来季はどこの球団でプレーするか決定してないが、清原ファンにはどこまでも応援にきてほしいです。巨人での夢は終わりです。これからは野球という夢に向かって頑張っていく決意です。

 現役引退ではなく、来季は他球団でプレーすることから、巨人では特別なセレモニーは行わず、シーズン終了後にも清原自ら記者会見して新天地への思いなどを話す意向だ。

 巨人は、清原を自由契約とすることが記された紙1枚だけを報道各社に配布するという異例の発表を行った。清武英利球団代表(55)は「本人といろいろ話をして、自由契約にして欲しいという意思の表明があった。自分にはまだ将来があって今後もプレーを続けたい、ということだった。チームは若返りをはかっており、チームの立て直しをはかる上では、やむを得ないと思う。清原選手の力を来季も見せて欲しい」と広報を通じてコメントを発表した。
 所用で、横浜戦が行われた東京ドームを訪れなかった同代表に代わり、山岸広報部長が報道陣に対応。チームの顔的存在だった選手の退団正式発表にしては異例ともいえる対応だった。すでに8月下旬に戦力外通告をしていたが、残り試合が少なくなり、他球団が獲得の意向を示し始めたこともあり、この日、公表したようだ。同部長によると、正式な手続きはウエーバー公示の必要がなくなる11月下旬にとるが、清原はこの日から「自由契約選手」として他球団との交渉が可能になる。

 清原の退団が正式に決まり、獲得に名乗りを上げる他球団の動きも活発になってきた。楽天米田球団代表は「まだ活躍できると判断している。仙台の地でもうひと花咲かせて欲しい。受け入れる用意はあります」と語った。大砲不在のチーム事情解消に加え「若手、中堅選手の手本になって新球団のDNAをつくって欲しい」と精神的な柱としても期待。監督就任発表が秒読みのシダックス野村GM兼監督も「まだそういう段階ではない」としながら「清原レベルならどこかの球団がとりに行くでしょう」と実力に太鼓判を押した。

 オリックス中村GMは「これで正式に動ける。仰木SAを窓口にして相談しながら進んでいきたい。条件面はこれからだが、大砲というだけじゃなく存在感、話題性もあって阪神ファンもちょっとぐらい来てくれるかも」と獲得に全力を尽くす方針を示した。

 また古巣西武の黒岩代表は「このまま引退するのは球界にとって損失。本人の意向や金銭面など問題は多いが、ウチは清原がプロのスタートを切った球団でもありますから気掛かりですね」と気づかった。チームは若手中心の構想が成功しつつある段階で戦力として考えにくい状況にはある。

 他球団も水面下で検討に入っており、争奪戦が繰り広げられるのは必至だ。

 巨人清原の退団経過
 ◆今季絶望 8月13日に左ひざ半月板損傷で出場選手登録を抹消。手術を受けることも決まりシーズン絶望となった。
 ◆戦力外通告 同30日、手術のため入院。この日、球団が来季契約を結ばない方針を清原にすでに通告していたことが明らかに。
 ◆手術 同31日、左ひざ半月板の内視鏡手術を行い、約30分の手術は成功。
 ◆退院 9月9日、手術を受けた都内病院を退院。
 ◆リハビリ 同14日、ジャイアンツ球場でリハビリ開始。球場周辺をウオーキングし、室内練習場では筋力トレを行った。
 ◆楽天獲得参戦 同26日、楽天が清原獲得を検討していることが判明。引退後の監督就任を視野に入れていることも分かった。
 ◆仰木ラブコール 同29日、オリックス監督を勇退しシニア・アドバイザーに就任した仰木氏が、昨年オフに続いて清原獲得を明言。「関西で旋風を起こせる男。楽天じゃサマにならんやろ」とラブコール。

 ◆清原和博(きよはら・かずひろ)1967年(昭42)8月18日生まれ、大阪府出身。PL学園高1年から4番を打ち、桑田(巨人)とともに5季連続で甲子園に出場。通算13本塁打を放ち、優勝2度、準優勝2度。85年ドラフト1位で西武入団。1年目から4番に座り打率3割4厘、31本塁打、78打点で新人王。96年オフにFA権を行使して巨人に移籍。昨年6月4日のヤクルト戦で史上31人目の通算2000本安打、今年4月29日の広島戦で史上8人目の通算500本塁打を達成。西武と巨人で通算10度のリーグ優勝と8度の日本シリーズ制覇に貢献した。188センチ、104キロ。右投げ右打ち。

 巨人工藤 1年でも長く現役を続けることが大事だと思う。彼ならどこでもできる。現役を続けて欲しい。ジャイアンツを去るのは寂しい限りだね。

 巨人堀内監督 清原選手にさらなる活躍の道を開いて欲しいということで、今回の発表に至ったと思います。故障を直して体を万全にし、来年、雄姿を見せてくれることを願っています。巨人での9年間、本当にご苦労さまでした。
(2005年10月2日付日刊スポーツ)


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