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清原 巨人特集

巨人 復刻ニュース

2005年05月12日

清原頭部死球に怒った

<巨人-オリックス>◇2005年5月11日◇東京ドーム
 怒った! 巨人清原和博内野手(37)が、怒りをあらわにした。1点を追うオリックス戦11回裏の打席で、山口の直球が左側頭部を直撃。「危険球」と判定された頭部死球に倒れ込み周囲をヒヤリとさせたが、すぐに立ち上がり、ヘルメットをたたきつけ、マウンドへ向かおうとした。ナインに止められベンチに下がったが、9回には同点ソロと、勝利への執念を見せ続けた姿勢に触発されるように、チームは12回引き分けに持ち込んだ。

 その時、東京ドームの時間が止まった。147キロの直球が、清原の頭に当たった。延長11回1死。小久保の9号ソロで、1点差に詰め寄ったばかり。同点劇へのムードが高まる。が、ストッパー山口の2球目は、清原の頭頂部やや左の側頭部を目がけて真っすぐに伸びていった。死球の瞬間、ヘルメットの塗装が飛び散った。

 もんどりうって倒れた。しかしすぐに立ち上がると、ヘルメットのつばを右手でつかんで、地面に投げつけた。言葉にならない雄たけびが、腹の底からほとばしった。鬼の形相だった。「謝れ」「こっちに来て、謝れ」。マウンドの山口に向かって、1歩、2歩と進む。両軍ナインがグラウンドに集まる。緊張感が、その場を支配した。すぐさまベンチを飛び出したローズに制せられ、それ以上は進まなかった。怒りをこらえ、一塁まで歩いた。

 長距離砲の宿命ともいえるだけに、死球は甘んじて受ける。通算死球189は歴代1位。今季も4死球でリーグトップタイ。ヒジ、指、肩。どんな死球でも、痛みすら顔に出さず、一塁へ歩いてきた。昨年6月、阪神安藤からの死球で左手小指を骨折したときでさえ、そうだった。

 ただし、頭だけは許せない。99年、巨人村田が顔面に死球を受け、左ほおを骨折したのを目の当たりにしている。「顔から下ならまだいい。ただ、頭は選手生命、命にもつながる。家族もいる。コントロールミスでも、頭だけは許せない」。清原はかねて、そう話していた。「ミスとはいえ、プロなのだから」。頭に投げ込むようでは、投手としてマウンドに上がる権利はないというのが、バットマン清原の持論だ。

 逃げないのが美学でもある。内角球への恐怖があれば、503本の本塁打を生み出せない。今季は、左ヒジにヤンキースのA・ロドリゲスが使用しているゴム製のプロテクターを導入。たとえぶつけられても打席に立ち続けるためだった。ブラッシュボールは、逃げない姿勢を、裏切るものでもある。

 死球を受け、代走を送られた後も、清原はベンチから身を乗りだして、戦況を見つめた。9回には起死回生の同点11号ソロ。そして延長11回には、代走黒田が、同点のホームを踏んだ。堀内監督は「今日は負けゲームだと思うよ」と話した試合を、2度も救った。

 東京ドームを後にする際は、清原はトレーナーを連れず、1人で帰った。感情を押し殺し、無言だった。山本ヘッドコーチは「赤くはれていた」と話すが、病院にはいかない様子。清原の怒りと気迫が、負け試合を同点にさせた。【金子航】

 ◇清原死球アラカルト◇
 ◆激高し退場 西武時代の89年9月23日ロッテ戦で、平沼から左ひじに死球を受け、激高。同投手にバットを投げつけ、ひざ蹴りするなどの暴行で退場処分。2試合の出場停止に。
 ◆死球直後に本塁打 01年6月24日横浜戦で小宮山から死球を受けたが、続く打席で本塁打。史上7人目のセ、パ両リーグ100本塁打を達成。
 ◆ボケ~ッ! 03年5月25日横浜戦でプロ初先発の横浜東(現西武)から2打席連続死球。次の打席でタイムリーを放ち、一塁に走りながら東を鬼の形相でにらみつけ、「ボケ~ッ!」と絶叫。
 ◆骨折 昨年6月19日阪神戦で左手甲に死球を受け骨折。1軍復帰が9月7日と遅れた。
 ◆歴代1位 通算死球189個は歴代1位。歴代2位は竹之内(元阪神)の166個。

 ○…危険球とともに、清原が大事にしてきたヘルメットも損傷してしまった。黒の塗装が飛び散ったヘルメットの下地は、青かった。これは清原が西武入団時にフィットするヘルメットがなく、すでに退団していた野村克也氏(現シダックス監督)のものがしっくりきたため愛用。巨人にFA移籍後も、黒く塗り替えて使ってきたものだった。
(2005年5月12日付日刊スポーツ)


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