清原 巨人特集
巨人 復刻ニュース
2004年11月17日
清原「巨人一本」腹固める
来季の去就が注目されている巨人清原和博内野手(37)が「巨人一本」で腹を固めていることが16日、明らかになった。近日中に清武英利球団代表(54)と2度目の話し合いが行われる予定で「巨人に骨をうずめる覚悟」を伝える意向だ。オリックスなど他球団が、動向次第で清原獲得の興味を示しているが、あくまで清原は巨人で現役続行-の熱意を貫く。「戦力外」か否かを含め、今後の球団側の対応が注目される。
ファンのみならず、球界全体が注目する清原の去就問題。清原の腹は「巨人一本」で固まった。この日、清原は来季に向けたトレーニングのため都内のジムに姿を見せたが、無言を貫いた。だが親しい関係者には「巨人で骨をうずめるのが筋だと思う。巨人への愛着の気持ちは変わらない。他球団でプレーすることは考えていない」と打ち明けている。近日中に清武球団代表と、8日以来2度目となる処遇についての話し合いが行われる予定で、来季、4年契約の最終年を残すことからも、巨人でプレーを続けたい意向を伝える。
8日の話し合いでは清原が、間接的に伝わる「戦力外」の構想を球団側に問いただし、自ら巨人への愛着を伝えた。この1カ月間、悩んだ末の結論だった。昨年は2年目の原監督が、V逸の責任をとって辞任。今季は中日に独走を許し優勝を逃した。プロ入り以来、「主砲」の看板を背負ってきた清原は、自らの故障でチームに貢献できなかった責任を痛感している。自らの存在が、チームにプラスなのか-。置かれている立場を見つめ直しているさなかに勃(ぼっ)発した去就問題。「必要な戦力なのか」。直談判に打って出た背景には、こんな不安があった。
8日の直談判以降、トレードの可能性に言及する報道も一部で飛び交った。だが清原が悩んだのは、巨人でプレーするか、引退かの二者択一。それでも清原は巨人での現役続行を決めた。「このままの形で、終わるわけにはいかない」と心配する同僚には明かしている。オリックスなど他球団が、清原の動向次第では獲得の興味を示しているが、清原の気持ちの中に他球団の存在は、ない。「何とかチームに貢献したい」という強い気持ちが、背中を押す。それが熱狂的な応援をしてくれるファンへの恩返しでもある、と肌で感じている。
01年に2度目のFA権を取得した際、あえてFA権を行使せずに残留した経緯がある。生き方を曲げることはできない。ましてや再編問題などで日本球界が危機に瀕(ひん)している状況だ。球界の看板男としての自覚がある。常々「世の中はメジャー、メジャーと言うが、日本にもこんな男がおるんやというところを見せたい」と口にするだけに自分の意に反する安易な選択は、良しとしなかった。
8日の会談で清原の意向を受けた球団側は、清武球団代表が秋季キャンプ地の宮崎で堀内監督と協議。滝鼻オーナーも異例のキャンプ視察を行い堀内監督、山本ヘッドコーチと会談するなど、フロントは現場首脳陣の意向に耳を傾けた。そのフロントから清原を「戦力」とする言葉は現状では出ていない。一方で、滝鼻オーナーが清原の意思を尊重する意向を示すなど、球団側の明確な「答え」は見えない状況だ。熱い思いを持つ清原に、その球団側はどう対応するのか。2度目の話し合いが注目される。
(2004年11月17日付日刊スポーツ)
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