日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムの野球ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2008年9月19日

自分との戦い

~ソフトバンク・中村晃外野手~

 高校時代放ったホームランが、通算60発。2年生夏の大会から“4番・一塁手”として甲子園大会に3度出場した。日米親善野球の日本代表選手にも選ばれた。中村晃外野手(18)。今季、帝京からソフトバンク・ホークスに高校生ドラフト3巡目で入団。身長175センチ、体重81キロ。左投げ、左打ちの新人。大きな夢を抱いてのプロ入りだったが、待ち受けていたのは厳しい試練だった。9月16日現在、ウエスタン・リーグの成績は57試合に出場。109打席、97打数、20安打(二塁打5本)で打率は・206。持ち味だった長打(ホームラン)は0。打点が8。さすがのスラッガーも、ファームで厳しいプロの洗礼を受けた。

 「プロ入りする前と、体験した後では、自分が持っていたイメージはガラッとかわりました。約1年、この世界で野球をやってきまして、高校時代の力では全然通用しないのがよく分かりました。バットスイングの速さ。送球などの球の強さなど、すべての点で力不足です。全体的なレベルアップが必要なことを痛感しました。でも、1年目からウエスタン・リーグの優勝を経験しましたし、いい事もありました」。

 がっしりした体。太い腕。スポーツ選手ならではのデッカイお尻。いかにもパワーヒッターの体型。試合前のバッティング練習を見ていても、遠くへ飛ばす力は持っている。将来を見据えると頼もしい素材だ。チームの方針を山村バッティングコーチに聞いてみた。「彼の場合、バットコントロールもいいものを持っていますし、体格的にも中距離ヒッターといいますか、アベレージを残せるバッターになると思っています。まず、そこからスタートして、後に今以上のパワーを付けてくれたら、長距離砲になってもいいわけです。まずは勝負強いバッターに育てたいですね」と期待大。高校を出たばかりの18歳。上を見過ぎるとプレッシャーになる。地道に、じっくり鍛えていく方針だ。

 目指すは当然、1軍のひのき舞台だ。まだまだ力不足は免れないが、若さがある。そこに至る素材だ。その過程には山もあれば谷もある。紆余(うよ)曲折。幾多の困難が待ち受けているのは間違いないが、与えられた試練は、自分に打ち勝つチャンスだと思え。「今、自分が描いているのは、打率も残せる確実性を持ち備えたバッターですが、それでいて、コンスタントにホームランが20本ぐらい打てるようになりたいと思っています。もちろん、勝負強さが、身に付けば言う事はありませんが、今は、スタミナを含めた体力面。バッティング。フィールディング。そして、走塁などの技術面。やる事はいっぱいあります。頑張ります」。目指すは中距離打者。コーチと話し合って自分の進むべき道を決めた。納得して練習に打ち込んでいる。技術の向上。目に見えて上達するものではない。だから練習は苦しい。己との戦いだ。己との戦いに勝つ事が、ひのき舞台への道である。


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

ウエスタン一番星
本間勝(ほんま・まさる)
 1939年(昭14)5月1日生まれ。愛知県出身。中京商(現中京大中京)を卒業後、58年に阪神タイガースに入団。投手として活躍し、60年5月15日の巨人戦で初勝利をマーク。この年に13勝を挙げた。66年に西鉄に移籍。翌年、現役を引退。
 現役生活は実働10年で、216試合に登板。28勝38敗。16完投、4完封で377奪三振。通算投球回数は693回1/3で防御率2・86。
 退団後は14年間の新聞記者生活を送る。球団の営業担当などを歴任し、阪神の球団広報に。吉田義男氏(日刊スポーツ客員評論家)が3度目の監督に就任した時は広報部長。大物外国人グリーンウェル(レッドソックス→阪神)が「神のお告げ」で途中帰国したときの対応に苦慮。「あの年は、なかなかしんどかったですなあ」と振り返る。星野監督には、シーズン中の記者とのお茶会を進言。「あれだけ気の利く監督でしたから。広報の私は必要ないですな、と言ったこともありましたよ」。激しいスクープ合戦を繰り広げる虎番記者と、監督や選手との調整に手腕を発揮した。長い記者生活のキャリアを生かした名物広報ぶりに、お世話になった虎番は多数。
 現阪神タイガースOB会副会長。

最近のエントリー




野球ニュースランキング




日刊スポーツの購読申し込みはこちら

便利ツール

Windows Vista用ガジェット
球団別最新情報、写真ニュース、スコアが表示されます。阪神、ソフトバンク、日本ハム、オリックス、広島に加え、レッドソックス松坂大輔専用ガジェットも。
  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 野球
  3. コラム
  4. ウエスタン一番星

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/PA SportsTicker Inc

ここからフッターナビゲーションです