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2008年7月18日

正捕手を目指して

~ソフトバンク・荒川雄太捕手~

 鳴り物入りでプロの世界へ飛び込んだ。日大高から高校生ドラフト1巡目。ソフトバンクホークスに入団。今季で3年目を迎えている。荒川雄太捕手(20)。身長181センチ、体重86キロ。右投げ、右打ち。将来の正捕手。ポスト城島。注目度は高い。大きな期待を背負っている。プレッシャーはかかる。そんな中、泥まみれになって野球に取り組んでいる。今は大いに苦しむ時だ。死に物狂いで頑張る時である。そして、野球に集中することが成長につながる。荒川には若さがある。夢がある。希望がある。頑張れ。野球が好きであり続けた選手は、間違いなく1軍で活躍している。

 力をつけてきた証拠だろう。最近、先発でマスクをかぶる機会が多くなった。先日、鳴尾浜球場で行われた阪神戦。3連戦の初戦はゲーム開始直前の豪雨でグラウンドが水びたし。やむなく中止となったが、翌日からの2試合はスタメンで出場した。リードするのは1戦目はホールトン。外国人投手の相手は気遣いが大変だろうと思ったら、なんと明くる日はパウエルの先発だ。リードに注目してみた。心配していた遠慮がちな雰囲気はない。堂々と臆(おく)することなく引っ張っている。両外国人の長所をうまく引き出しての連勝だ。「このところスタメンマスクをかぶる機会が多くなりましたので、いろいろな体験をさせてもらっています。すべてが勉強ですね」。どん欲だ。何事も吸収しようとする気概が頼もしい。

 荒川は逆転の左中間二塁打を放った。即、打撃成績に目を通してみたが、打率は1割台。まだまだバッティングどころではないようだ。次の日にはこんな光景を見た。投手が交代する時だった。次に登板するピッチャーが投球練習をしているブルペンへ小走りで出向いた。何らかの打ち合わせをしている。普通なら、リリーフ投手がマウンドに上がってからサイン等の打ち合わせをするものだが、ここまで気遣いができる性格は、根っからのキャッチャータイプだ。

 「自分をレベルアップしていくのをテーマにしていますが、もう3年目です。バッティングでも守備の面でも、自分の持っているものをアピールしないといけないシーズンだと思います。まずは、ファームで結果を残すことです。捕手というポジションは年を重ねるごとに難しくなってきますが、頑張るしかありません」。

 自分に打ち勝つことによって道は開ける。妥協は許されない。岩木バッテリーコーチはどう見ているか。「今、ちょっと壁にぶつかっているといいますか、相手バッターの動きなどが見えなくなっています。経験を積んでいくしかありませんが、キャッチャーとしての要素は持っています。まだまだですが、楽しみな選手です」。キャッチング。ワンバウンドの捕球。二塁へのスローイング。キャッチャーフライ等、もうつきっきりで指導している。これからも、見続けていきたい選手の一人だ。


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ウエスタン一番星
本間勝(ほんま・まさる)
 1939年(昭14)5月1日生まれ。愛知県出身。中京商(現中京大中京)を卒業後、58年に阪神タイガースに入団。投手として活躍し、60年5月15日の巨人戦で初勝利をマーク。この年に13勝を挙げた。66年に西鉄に移籍。翌年、現役を引退。
 現役生活は実働10年で、216試合に登板。28勝38敗。16完投、4完封で377奪三振。通算投球回数は693回1/3で防御率2・86。
 退団後は14年間の新聞記者生活を送る。球団の営業担当などを歴任し、阪神の球団広報に。吉田義男氏(日刊スポーツ客員評論家)が3度目の監督に就任した時は広報部長。大物外国人グリーンウェル(レッドソックス→阪神)が「神のお告げ」で途中帰国したときの対応に苦慮。「あの年は、なかなかしんどかったですなあ」と振り返る。星野監督には、シーズン中の記者とのお茶会を進言。「あれだけ気の利く監督でしたから。広報の私は必要ないですな、と言ったこともありましたよ」。激しいスクープ合戦を繰り広げる虎番記者と、監督や選手との調整に手腕を発揮した。長い記者生活のキャリアを生かした名物広報ぶりに、お世話になった虎番は多数。
 現阪神タイガースOB会副会長。

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