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2009年11月02日

娯楽。

 「野球とは神様が与えてくれた最大の娯楽だ」。そう語るのが千葉ロッテマリーンズを今季で引退した小宮山悟投手だ。「娯楽」といわれると少し軽薄な感覚を受けるが、この言葉にたどり着くには理由があるようだ。

 小宮山は、中学時代から注目される投手だったが、野球の強豪ではない高校に進学する。そして早稲田大学での野球を志し、2年浪人してまでその意志を貫き通した。そこで初めに小宮山にインパクトを与えたのが当時の石井連蔵監督との出会い。石井監督の指導する精神野球に共鳴し、それが投手としての支えとなる。

 そして、プロ野球に進み、ボビー・バレンタイン監督との出会いが小宮山の野球観を確立させた。それ以前とは全く異なる自主性を重んじるメジャースタイルの指導が新たな刺激となる。小宮山はそれまでの早大・石井監督の教えを精神的な柱に、全く対照的なバレンタイン監督の考え方をミックスさせ、小宮山独自のトレーニングや調整法を生み出していった。その結果、40歳代半ばまでの長きにわたってマウンドに立ち続けることができた。

 小宮山は2人の監督について、石井監督を「典型的な精神野球」と位置づける一方、バレンタイン監督については「自分をリラックスさせてくれた」と語る。リラックスして楽しめる、すなわち娯楽。ぶっきらぼうな表現が、普段はあまり多くを語らない小宮山らしい。球界きっての理論派が、野球をとことんまで突きつめ、「楽しみ」にまで高められたからこそ、口にできる言葉なのだろう。そして最大の娯楽を与えてくれたという「神様」とはこの2人の監督のことでもあるのだろうか。それにしても運命の出会いを2度も経験するとは、それこそが神がかりともいえるだろう。


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