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2009年9月14日

引退時期。

 夏からのランニングが続いている。何事も長続きしない自身としては、きわめて異例、自分を褒めちぎって有り余る思いである。しかしながらこの間、挫折の危機にも遭遇した。走り始めた頃は4週間続けたところで足首を痛め、2週間歩くのもおぼつかない事態になった。以前から持論としていた「運動はケガのもと」を証明する結果でもあった。

 悔しがる自身にカミさんは「トシのせいよ」と一蹴する。なるほど走り出した当初は、若い頃のペースで、時間と距離に挑戦していた。20代の感覚をそのまま今の40代の体に強いるのは酷というものだ。

 自身と同世代のアラフォー現役野球選手の活躍には力づけられる。成長著しい若手選手に負けることなく、長年にわたって第一線に居続ける彼らには一様に理由がある。若さにまさる巧みさである。スピードやパワーなどは年齢を重ねるごとに劣化するが、反面、経験を蓄積し、そこから掴み取った知恵を活かして、身体的劣化を上回る技術を身につけていく。そして、自分の体の状態を正確に把握し、トレーニングの取り組み方やメンタルコントロール、食事のメニューをはじめ、野球と直接関わりのないことにまで、細心の注意を払う。

 先日来、話題にしている千葉ロッテマリーンズの福浦和也選手はスラッガーであり続けるため、目のトレーニングも欠かさない。これはひとえに、大好きな野球を一日でも多く、ベストな状態で戦い続けるための生命線。そして、いつしか迎える引退の時を、納得いく形で迎えるための足場づくりにつながることでもあろう。

 足首のケガも治り、再び走り出した。今度はゆっくりと、ていねいに体を運んでいこう。いいトシをしてやっと知った、体を動かす楽しさを末永く味わうために。自身のアスリート習慣ははじまったばかり、引退時期はまだ見えてこない。


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一日一回野球の話をしようよ
本気太郎(ほんき・たろう)
 「子どもを子ども扱いしない」を信条として、人間どうしの付き合い方を子育てに模索する、小学5年と4歳になる男の子の父。WBCに魅せられ、野球の面白さをいまさらながら見出したアラフォーオヤジ。
PLAY BALL! PROJECTとは
 野球を通じて社会に何かを伝えていこうとするアスリートを支援する組織。さまざまな形で活動するアスリートと参加者をマッチングさせる橋渡し的役割をし、より豊かな人間関係・社会環境の広がりを目指している。
詳しくはhttp://playball-project.com

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