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2009年8月24日

福浦和也。(前編)

 1993年千葉ロッテマリーンズにドラフト7位で入団。均整のとれた長身にスキンヘッド、振り子打法がトレードマーク、通算打率2割9分8厘のアベレージヒッター。守備では柔らかな股関節を活かした一塁手として定評のある福浦和也選手。

 2軍時代の福浦はその才能をもてあまし、怠惰な生活を送っていた。寝坊で練習に遅れることもしばしばで、寮から追い出される始末。そんな福浦でも1997年には1軍デビュー、一塁レギュラーに定着する。ところがその矢先、福浦の活躍を誰よりも楽しみにし、彼を支え続けてくれていた母の体にガンが見つかる。

 この衝撃を機に、福浦の野球に取り組む姿勢が一変する。病魔と闘う母に、オールスターで活躍する姿を見せるべく2000年は開幕から奮起、打率4割をマークし、念願の出場を果たす。しかし、母のガンは進行が早く、福浦の活躍を見ることを許さなかった。母の死が原因かどうかは定かではないが、その後は2割9分9厘と打率を落としてシーズンを終える。強打者といわれる3割に届かない不甲斐ない成績。亡き母をはじめ応援してくれたさまざまな人々に、決して胸を張れるものではないと、福浦は強く感じていた。

 たった1本のヒットあるいはフォアボールが足らず、3割に手が届かなかったシーズンの翌年は、ワンプレーワンプレー、一日一日を大事に過ごすようになる。この意識改革は、スタンドのファンに対する感謝の気持ちも芽生えさせる。観客の熱い気持ちに背中を押され、同時に自分のプレーが観客を楽しませることができる歓びを実感できるようになっていた。結果、これまで王や川上、イチローなど日本人ではこれまで7人の選手しか達成していない、6年連続3割の偉業を果たした。


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