2009年6月22日
同窓会。
夏の高校野球がはじまる。新聞のローカル面で予選の組み合わせが載っていた。見出しには母校の名前が挙がっている。開幕戦を引き当てたそうだ。チームメイトに「当ててこい」といわれてモノにしたという。たくさんの参加校の中で、たった2校しか出場できない開幕戦、大先輩としては決勝戦と同じと勝手に喜んでしまう。運も実力のうち、幸先がよいと感心する。
在学していたのは20年以上前、今の選手たちを自分の息子に持っていてもおかしくない。ずいぶんと時間がたってしまったとつくづく思う。あの頃は学力もスポーツもそこそこといった、いわゆる「ごく普通」の高校生活を送っていた。当時は、あまり野球には興味もないのに平日に試合があると、これを勝手な自分へのいいわけにして授業をさぼって応援に行ったものだ。そういえば卒業後何年かして、主将だった友人が指導していると聞いたが、今はどうしているだろう。はたまた、いつもいっしょにバカをしていたほかの友人たちは、今頃はどんな大人になっているだろうか。これからはじまる野球のひとつのできごとが、少年と大人の間のいちばん楽しかったシーンをさまざまに思い起こさせてくれる。そうだ、いっそのことこの開幕戦を、懐かしい友人たちを呼び出すきっかけにしてみようか。卒業後、だんだんと関心の薄れてしまってきていた高校野球に、がぜん関心がわいてきた。
当日のスタンドには在校生やその親たちのほかに、自身のような思いで出かける人もあるだろう。野球を真ん中においてさまざまな世代が集まることに期待したい。その中に、あの頃大好きだった女の子も来ていたらなんて声をかけようか。そんなことはまずあるまい。相変わらず馬鹿なことを考えてしまうのは、高校生のころから、あまり進歩していない。
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